テーマ:夏目漱石(54)
カテゴリ:夏目漱石
「それでどうです、上野へ虎の鳴き声を聞きに行くのは」
「虎かい」 「ええ。聞きに行きましょう。実は二、三日中にちょっと帰国しなければならない事ができましたから、当分どこへもお供はできませんから、今日はぜひいっしょに散歩をしようと思って来たんです」 【上記の感想】 上記は、『吾輩は猫である』の一節。 『吾輩は猫である』が書かれたのは1905年のことだが、当時、既に上野動物園が開園していたことがわかる。 そして、当時は虎に人気があったのかも。 また、上野界隈では、動物園内でなくても、虎の鳴き声を聞くことができたようである。 今と違って、東京も静かであったのだろう。 思い出せば、私の小学生時代には、パンダが初めて日本の上野動物園で飼育されることになり、大変なブームだったのを思い出す。 『吾輩は猫である』を読了。 高校生時代に途中まで読んで投げ出した本であったが、今回は無理して読んだ。(笑) タイトルは面白く、「吾輩は猫である。名前はまだ無い。」との有名な書き出しから数ページは面白く読める。 が、読み進めるうちに、ストーリーの展開が弱さがわかるようになる。 そして、ダラダラと長い。 というのが、率直な感想。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009/03/02 12:14:31 PM
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