カテゴリ:非鉄金属
超電導技術で大きな電力をロスなく送る「超電導送電線」の実用化に向けた実験が大阪で行われています。実験を行っている電力会社などでは、早ければ来年にも変電所の送電設備に導入することにしています。
この実験は、東京電力や住友電工などの開発グループが、大阪・熊取町にある長さ30メートルの送電設備を使って行っているものです。超電導送電線は、特殊な金属素材を使った電線を氷点下200度まで冷やすことで、電気抵抗がほとんどない状態にして電気を送ります。現在の送電線は電力のおよそ5%が熱になって逃げてしまいますが、超電導にするとこうしたロスを最小限にして、従来の3倍以上の電気を送ることができるとされています。この日は、電線を冷やす液体窒素がケーブルの内部に注入され、設備の点検が行われました。開発チームでは、今月中に大きな電力が流れたときの耐久性などを確認する最終的な試験を行う計画で、問題がなければ、来年春にも横浜市の東京電力「旭変電所」の構内にある長さ250メートルの送電線に導入することにしています。東京電力の本庄昇一さんは「実用化に近づいた。まずは変電所で使ってみて、ゆくゆくは、都心部の地下の送電線などに利用したい」と話してます。(NHKニュースより) 【上記の感想】 住友電工の超電導送電線は、スマートグリッド構想との関連で注目しているが、実用化はまだ見えませんね。 関連日記は、こちら。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/04/05 07:16:44 AM
コメント(0) | コメントを書く
[非鉄金属] カテゴリの最新記事
|
|