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カテゴリ:6: おもちゃ病院重症カルテ
カルテNo.1037 小松(KOMATSU)ショベルカー 入院 修理
IW Dr.からショベルブロックのみ修理依頼分 祭り関連の行事もひと区切りがつき おもちゃ修理のモードに頭を切替える事としよう 現象 アームが常時・動作せず モータ駆動音はある 原因 駆動用ギア・ギア軸受け・スリップギア破損 同形のおもちゃが持ち込まれるのは今回で2回目であり、良くある不良みたいだ ギア材質の強度・裕度不足からくるものかも・・・・ 処置 軸受瞬間接着剤で固定後、アルミ円板をネジ3本で固定軸強化 負荷が掛かる部分で修理痕跡があった。 ギヤー2点 PP(ポリプロピレン)まな板をギヤ材料にギア加工ツールで製作 注) まな板もPE(ポリエチレン)とPP(ポリプロピレン)の2種類があるので PP製を購入(強度が違う) 注) ギヤ加工ツール 旋盤・フライス盤・ギアカッター・インデックス(割出機)他 等を駆使して製作する。 預かりの故障品 ![]() 故障部位 (駆動用ギヤ・ギヤ軸受け・スリップギア 3点) ![]() PP材 まな板 カット品と不良品ギア ![]() モジュール1.0 #7 ギアカッターで製作(写真上 左N;40・中央N:38で歯数+2 予備品として2ケ製作) これで即日修理対応が可能となる 以前自作カッターで製作ギア(右端) ![]() スリップ機構の故障ギアと修理完成品 材質はPOMで製作(硬いため切粉も粉上になる) ![]() フライス盤でギア外形をカットしている所 ![]() 上記作業で 水平切削のため水準器を使用してみた ![]() スリップギア機構・削り出した円形アルミ板で軸受強化・完成したギア ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014年09月04日 10時30分42秒
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