兄怪獣がまだヨチヨチだったころ
小児科の玄関でやたら巨大な靴に遭遇した
興味本位で覗き込むとサイズは20センチ
未知の領域を垣間見てひどく驚いたものだった
(20センチかぁ、何歳になったらそんなに大きな靴を履くんだろう)
(20センチの子供でもまだ小児科に来るのねぇ)
そんな感想を抱いた私
今から思えば子育てのド素人だったのだ
うちの兄怪獣もその驚愕の20センチゾーンに突入した
身長、体重ともに常に全国平均と共に伸びていくミスター・平均値こと兄怪獣であるが
私に似て手足がでかい
最初に買った靴(ファースト・シューズとかなんとかって言うの?)のサイズは13センチ
でもすぐに履けなくなって慌てて13.5センチを買いに走った
ちょうど1歳のお誕生日を迎えた頃の話だ
幼稚園に入ってすぐに17センチになり
年中で18-19センチ
そして最近20センチデビューを果たした
このままの勢いで行くといったいぜんたいどうなってしまうのか
ちなみにただいま年少の弟怪獣も既に17センチを履いている
身長は兄怪獣の年少時代よりもやや高い(食生活によるものだと思う)
だから弟怪獣も幼稚園時代に20センチゾーンをクリアするに違いない
本当に我が家の子供たち、どこまで成長するのだろうか
小学校高学年にもなれば私の足サイズを抜いてしまうだろう
中学生ともなれば母の身長をも越すだろう
そうなったときには決して広いとは言えない我が家の玄関は
やたらでかく、汚く、そしてくさ~い靴に占領されるはず
玄関で自分の靴が一番小さい!というのは私の永遠の憧れではあるのだが、
こういう形で実現されるだろうというのはちと恐ろしい