うちの兄怪獣は大そうな守銭奴だ
お金を貯めるためならちょっとやそっとの欲求は我慢できる
例えばゲームセンターでゲームを我慢したら100円を貯金箱に入れてあげると言えば我慢する(1回はもちろんするんだけど、2回目我慢したらね、なんて言うと我慢しちゃう)
それからいっしょに買い物に来ててお菓子をねだったときなんかにも我慢したら100円なんて言うと絶対我慢しちゃう(でも母は必ず大袋のお菓子は購入するんだけどね)
そんなこんなで彼の貯金箱には結構な額のお金がたまっている
お金を数えるのが楽しくなったら今度は数字自体にも興味を示しだした
家で子供だましダーツをしているときも
3本の矢の合計は何点か?なんていうのを一生懸命計算しているし、
カードゲームの得点なんかも黙々と計算している
そうこうしているうちに時計まで自然と読めるようになった
お友達がく〇んの時計の教材を購入したと聞いて内心焦っていたのだけれど
ヤツのお金に対する興味、執着心がいろいろと良い方へと波及している
と喜んでいたのもつかの間、ちょっと困ったことになった
それは、よせばいいのに、私は自分の年を24歳と言っていたのだ
いつ聞かれても24歳
だから子供もちょっと疑っていたのだと思う
その疑いが確信に変わったのはある計算式からだった
兄怪獣がぼそっとつぶやいた
「お母さんの年は24歳で俺が6歳だろ
っていうことは、24引く6だから・・・18!!
俺が生まれたとき、お母さんは18歳だったの!!??
でも、〇〇先生が23歳で、
えーと、、、、、、、、
ねぇ、お母さん、本当は何歳なの!?」
ひえーーーー!!!
肌もつやつや、ぴちぴちの23歳幼稚園先生と比較されたら
いくら子供と言えども母が嘘をついているのがバレバレだ
そこで仕方なく母は兄怪獣にわびを入れ、
正直に自分の年を告げたのだ
今日は兄怪獣の幼稚園サッカーがあり
みんなでまた練習後にあそんでいたのだが
そこで瞬く間に母の実年齢が公表されたのは言うまでもない
ちぇっ!おしゃべりなヤツめ
まぁ、お友達ママはみんな年も知っている仲だからいいんだけど
子供の口には戸を立てられないでしょ
あーーーーっというまにいろんな園児に私の年がばれちゃうのだろうな
今日のランチ: マック