世界で一番大きな島は?
いきなりですが、クイズです。大陸をのぞいて、世界で一番大きな島はどこでしょう?3000Km2以上の島です。ドゥルルルルルルルル~~~~~~~ジャジャン!第1位は グリーンランド島 2,175,600Km2 (デンマーク)場所は北アメリカ大陸の北、北極海と北大西洋の間、カナダの北東では、第2位は? ニューギニア島 790,000Km2(パプアニューギニア、インドネシア)ニューギニアって大きいんですね・・・そして、第3位は? ボルネオ島(インドネシア語では、カリマンタン島という呼称) 743,330Km2(インドネシア、マレーシア、ブルネイ)ちなみに、日本の本州は何位かというと・・・・ 第7位なかなか健闘していると思いません?227,414Km2の大きさです。な~~~んて偉そうに書いていますが、第1位も知らなければ、日本の本州が何位かもぜんぜん知らなかった私です;;;知っている人はスゴイなぁ!私が知らなさすぎ・・・です。。。。さて、そんな地理オンチの私が、今日はなぜ「島クイズ」なのかというと第3位の「ボルネオ島」に関することを書くからなんです。昨日、東京・霞が関にある「世界銀行」で旭山動物園の園長である 坂東元(ばんどう・げん)さんの講演がありました。講演には、「日本手話の通訳」がついています。世界銀行では定期的に講演会を開いていて、入場無料! コーヒー付! 日本手話通訳付!のものがあるんですよ。とてもイイものなのに、あまり知られていなくてモッタイナイというお話を去年か一昨年、手話サークルで、手話の先輩から聞いてずっと気になっていたのでした。今回、ボルネオ保全トラスト(BCT)に関する講演が3回シリーズでありその第2回目が、坂東園長さんのお話でした。ちなみに聞けなかった1回目は「オランウータンのための吊り橋を架けに行く理由」多摩動物公園・飼育展示課 BCTジャパン理事 黒鳥英俊さん森が貧弱になると、樹上生活者オランウータンは自由に移動できず孤立。現地から相談を受け、日本の動物園の知恵と技術を生かすべく、消防ホースでつり橋をかけた・・・・というお話。黒鳥さんは船員だったお父さんのお土産「カニクイザル」を飼った経験がある生き物大好き少年でした。1978年、憧れの上野動物園飼育員となる。オランウータンの故郷、ボルネオの現状に心を痛め、2008年現地に吊り橋をかけた。なんだか、すっごくオモシロそうでしょ?残念ながら、このお話は聞けずじまい。そして昨日が坂東元さん。坂東さんは昆虫少年でした。1986年旭山動物園に獣医として働き始める。動物本来の生き生きとした動きを見せる「行動展示」を行い、注目を集め、つぶれそうだった動物園の入場者数が増える。マスコミにも取り上げられるほど有名になる。坂東さんは、話がめちゃめちゃ上手かったです。旭山動物園のオランウータン、メスのピチピチギャル・リリーちゃんに、広島からやってきたオスの中年・ジャックを迎え入れた動画に合わせた2頭の「セリフ」。最高におかしかった。でも、それは、彼らの習性や特徴、また、気持ちがよくわかっているからこそできること。坂東さんは経営が大変だった頃から、お金をかけなくてもできることをやってきた。たくさんの失敗の上に、大きな成功があるいきなり、大きな成功はこないだから、どんどんやってみることが大事だ!と話していらっしゃいました。20年前には、町のゴミ捨て場から使えそうなものを拾ってきて、何かを作ったりしていたそうです。日本中がラッコブームに沸いていたときにただのアザラシ呼ばわりをされてしまう「アザラシ」の素晴らしさを絶対わからせてやる~~~という悔しさから情熱に燃えそれが「アザラシ館」へとつながり、入場者数がグンと増えたそうです。また、ワンポイント解説を飼育員が順番にやるというのを20年以上雨の日も、風の日も、嵐の日も続けてきたそう。お客様がいないときには、隣の遊園地で暇にしているアルバイトを連れてきてお話をしたこともあったそうで。そんなこれまでの経緯から、ボルネオの森を作ろうというお話まであっという間の2時間でした。ろう女性が1人参加されていて通訳の手話をみながら、前方のスクリーンを見ていました。坂東さんは早口の方だと思うので、通訳さんのお2人は大変だったかも・・・帰りに、野生動物が自由に移動でき、生命をつなげる「ボルネオ緑の回廊」を作ろうという活動の一助として缶バッチ(200円)を一つ購入してきました。これだと大きさがちょっとわからないね。これでどうかしら。ほんとにささやかだけれど、オランウータンや他の生物たちの森が再生される助けになってほしい。そして、ボルネオの森と、日本に暮らす私の生活は密接に結びついている。ポテトチップスやカップ麺、洗剤や化粧品などに使われている「パーム油」この名前、見たことはあるなあという人も多いのではないでしょうか?最近ではバイオ燃料として注目をされ、価格も急上昇しているそうなんです。「パーム油」は、油ヤシから取られていて、まさにボルネオでは、油ヤシのプランテーションが進んで、どんどん森が失われています。だから、人ごとではないんですね。ボルネオトラスト運動に関心を持ってみると、いろいろなことが見えてきますね。BCTジャパンのサイトで、第1回の黒鳥さんのお話の様子も見ることができます。↓http://www.bctj.jp/世界銀行の講演会に興味がある方は、メルマガで情報が送られてくるので登録してみてはいかがでしょう?ろうの方にもおススメです。http://www.worldbank.or.jp/04data/09enews/enews_top.html今日は月がとても綺麗。でも寒い。いや、言い方を変えよう。今日は寒い・・・でも、月がとっても綺麗。あなたが安心して、いい夢を見られますように。