英文法の究極のかたちは、ことばのもつ豊かさや割り切れなさをエッシャーの絵(「メタモルフォーゼ」)のように「美しく提示すること」しかないと感じています。
そのためには「数学的センス」を磨き、「エレガント」 を目指すことが必要です。
英文法で言えば、ある文法事項と関係のなさそうな文法事項が実は関係があるということを提示する…、ということです。
そして英語、日本語、他の言語(中国語、フランス語…)を関係づける視点を養う英語教育でありたいです。
エレガントとは?:
「数学の場合、一般的にエレガントというのは、まず短い証明はエレガントです。そして元の問題となんら関係のなさそうな事実を用いた証明、その問題を見て、別の所と関係があったという証明はエレガントと言われています。」(数学者ピーター・フランクルのインタビュー記事から)雑誌『ダカーポNo. 280』マガジンハウス p. 83