ルター、学校へ行く(私立共学校1年目 その20):期末テスト終了
昨日で期末テスト終了。採点が終わって、前の席に座っているO先生に「試験、どうでした?」と話しかけられたので、手元にあったエクセルの表を見て、「平均は●●点でした」と話しながら、もう一度見たら出席番号2番の生徒の点数が1つだけ空欄になっていた! ルターは暗算が苦手なので、試験の時は小問の点数をエクセルで入力し、エクセルに自動計算させている。というわけで、O先生が話しかけてくださったおかげで、来週返却する前にミスがわかったという次第。そこでルターは「こういうことが以前もあって、いつも目に見えない力に助けてもらっています」とO先生にお話しした。昨日も事なきを得ました。感謝。試験作成過程では相互チェックが欠かせない。またWordのタブが使えないと、英語科の問題はきれいに仕上がらないので、前回、今回もタブ機能を伝授した。試験作成では必ず問題用紙に自ら解答を書いてみないといけない。解答欄が足りなかったりするので。他の先生方を見ていると、いわゆる「総合問題」(ひとつの長文のなかに「整序問題」「穴埋め」「下線部和訳」などを入れる)での出題がまだまだ多いようである。問題作成の形式については神奈川新英研で学ばせていただいた。以下をご参照ください。●参照:2002 根岸 雅史さん 絶対評価におけるテストづくりhttps://plaza.rakuten.co.jp/shineikenkngw/4007/●参照:2009.5 会報161:新指導要領下での高校英語 https://plaza.rakuten.co.jp/shineikenkngw/7019/・ 定期試験の「波及効果」を意識する:試験問題の出し方によって生徒がどういう学習をするか定まる。つまり和訳問題を出せば、英語ではなく日本語を暗記する生徒になってしまうということ。出題例1:和文英訳「次の日本語を英語に直しなさい。教科書どおりである必要はありません」(対訳シートの一部を出題)出題例2:読解「この文章には以下の7つの単語(1) ability, (2) cartoonsなどが抜かれています。もともとあった位置の直前の語と直後の語を答えなさい。答え:He sent some to the editors of the yearbook.ならsomeのあとにcartoonsが抜けているのでsomeとtoを答える。出題例3:ライティング「チャーリーブラウンについて以下のキーワード(a character, shyなど10の表現)を使って英語で説明しなさい。基本的に英文の量が多いほど得点が高くなります(10点)出題例4:以下のa,bの英文は文章のどこに入れると良いか。文章の1~6の番号で答えなさい。(a) And he was asked to send more. (b) Then he was sent to Europe two years later to fight in World War two.(このような出題にすれば和訳を丸暗記するようにはならない)余談:一昨日に1クラス、昨日2クラスの採点すべてが終わっており、今日は心置きなく呑めます! 神奈川の職場でご一緒し、ニューヨークにも一緒に行ったKさんと今夜は京都の日本酒の美味しいお店で会食予定。来週は関内で神奈川支部の皆さんとお目にかかります。