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以下はメモ。とりとめがなくてスミマセン。 今日はルターが三友社出版に入社するきっかけになった、斉藤美加著『みるみるわかる中1英語』『みるみるわかる中2英語』を新人A先生にお見せした。先週の金曜日にTeamsを使って話しているときに、新英研の関東ブロック集会や英授研、ELEC同友会英語教育学会のことを紹介し、民間の研究団体について解説した。A先生は出身大学のゼミの先生と仲良しだそうなので、それだけでも充分だけれども、授業実践を知るのも良いことなので、ご紹介した。また、英語教育雑誌として『新英語教育』(三友社出版から今は高文研に移った)、研究社の『英語青年』は廃刊、大修館書店『英語教育』の紹介をした。A先生は関東ブロック集会が興味深いと言ってくれた。 その後、A先生にルターの思い出をお話しした。ルターは大学4年の時、研究社の編集部の最終選考に残り、その時に「弊社の本で、いちばん好きな本は何ですか?」と訊かれ、考えた末に「無い」だったので、もちろん落ちた(伊藤和夫さんの本は私は好きではなかった)。それから「私が好きな本(英語の教材)は何だろう?」と考えた末の答えが『みるみるわかる中1英語』『みるみるわかる中2英語』だったのだ。本屋さんで買って、塾で生徒達に使っていて、スモールステップで生徒に寄り添っていて、いいなあと思ったのだった。そこで奥付を見て、電話をしたら部長が出て「じゃぁ、アルバイトに来てみる?」と言ってくださり、半年アルバイトして入社。『みるみるわかる高校英語』の担当として斉藤美加さんにお目にかかったというような話をした。そのときに「編集長のKさんが『生徒に間違った文を見せる(=印刷物にする)のはどうなのかしらね』と言われていて、『みるみる』には間違った文を提示して正しい文を選ぶ練習問題があるので、そこだけは良くないですが、のこりは良い本ですとお話ししたので、今日、現物を持参したのだった。 また、助動詞の2つの用法(Quirk の解説)とcanとbe allowed toの違いを理解してもらった。昨日も今日も、最後に「#教師のバトンですよ」と言って、私は笑った。文科省が「#教師のバトン」というテーマで募集したらブラックな仕事を陳情するtweetだらけになってしまったのが「#教師のバトン」だと私もA先生も理解した上で「本当のバトンですよ」という気持ちで私は30歳以上年下のA先生に話している。 例えば、ルームメイトがお風呂に入る用意しているようなので「お風呂、入るんですか」と訊きたい時にAre you taking a bath?がなかなか言えないのが日本の英語教育の現状だから、そこから脱却できる教材にするようにとアドバイスしている。Are you going to take a bath?は「お風呂、入るつもりですか」に聞こえるので、現在進行形の方がニュートラルであり、こういうことを教えるのが「英語表現」という科目のはずだとか。こういう見慣れないバトンを私が渡すから、A先生も戸惑っている。でも、ウソついても変でしょう。今までの教材のようにウソを書き続けるわけにはいかん! 英語の時制は2つなのに、3つだとか、12あるとか、いい加減にやめてほしい。時制は音楽の長調と短調と同じなの。 今年の春にテキスト作り、そのテキストを使っているのがA先生なので、テキストを読めばわかる。 先ほど考えていたのは、以下のことだ。 in company withという表現がオスカーワイルドの『幸福の王子』に出てくる。これはwith「~と一緒に」は直前の名詞に近づきすぎるとその名詞の説明になってしまうので、物理的距離をあけるためにin companyをつけたのだと思う。 by means ofやby way ofはbyの意味をはっきりさせるためにmeans ofやway ofがついている。 withoutの意味は2つあるので、仮定の「~がなければ」はIf it weren’t for ~にするとハッキリするので口頭で使われている。 こういうことを教えるのが「英語表現」の授業だと私は考えている。
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Last updated
2021.12.06 23:26:20
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