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カテゴリ:ルターの休日@東京
●3/23に東京の母(88歳)を老人ホームにいるパートナーのJさん(95歳)のところに連れて行った。
その時に撮った写真を郵送したらすぐにJさんから礼状が届いた。さすが仕事人は違う! ファイスブックには2人の仲睦まじい写真を載せたが、ブログではお礼状のみにする。 達筆で素晴らしいでしょう! ●2人は母が60代で知り合って、20年以上ずっと仲良し。 週に4日間同居、3日間はそれぞれのマンションで自由にするという生活スタイルを続け、 5年前にJさんが90歳で老人ホームに入居した。 今は2人は毎朝電話をしている日々。 母はJさんが送ってくれるナンクロ(四字熟語などのクロスワードパズル)をし続けている。 ●母は一人暮らしで、洗濯・買い物・食事作り(煮魚、豚肉のソテー、鶏肉手羽先の甘辛煮、ハンバーグ、ギョウザ)・ナンクロなどは問題なくできるが、短期記憶がダメだったり、燃えないゴミを床に捨ててしまったり、掃除などが行き届かなかったり…というような現象が見られる。 兄が月に1回訪問して、配水管をきれいにしてくれている。母が作ったハンバーグやギョウザなどを食べている。前々回に兄が行ったときにハンバーグが塩辛かったそうで、そのあたりも気になる。 ●私は毎日電話するようにしているが、母は3/21に1人で行こうと思い立ち、下車する駅が分からなくなってしまって家に戻ってきたとのことだった(兄が母のことを心配して、母の鍵にどこにいるかわかる発信器をつけている)。 これはいかんと思って、京都からすぐに行くことにした。 母がせっかく思い立ったのに、行けないというのは良くないと思ったのだ。 ~~~~~~~~~~~~ 当日、Jさんは歩行器を押しながら登場。 歩行器の袋から有機甘栗を出してくれた。 3人で栗を食べ、頼んでくれたコーヒーを飲みながら歓談。 Jさんと話していると母の明るい笑顔が戻ってきて私も嬉しかった。 Jさんは肉体的な衰えはあるものの、老人ホームではリーダー的な存在で、精神の衰えは感じなかった。 「ボッチャ」というゲームを週1回開催するお知らせのポスターをきれいに収めたファイル3冊を見せてくださった。どんどん腕を上げていて、素晴らしかった。 中原に鹿を逐う。 Jさんはこのような故事がすぐに出てくる教養人です。 ~~~~~~~~~~~ 中原に鹿を逐う(ちゅうげんにしかをおう) 古代中国で、王権の争奪をいい、単に逐鹿(ちくろく)ともいう。中原は漢民族の生活領域で、古くは黄河の中・下流地域、現在の河南省を中心とし、山東省西部、陝西(せんせい)省東部にわたる地域をいい、ほぼ周王朝の勢力範囲であったが、のち揚子江(ようすこう)流域の一帯にも広がったため、中原の語は河南省を中心とする華北平原をさすようになった。中原の鹿は周の王権を象徴するものであり、中原の覇者は天下に君臨できたところから、ここを舞台として古代中国の群雄が覇を競ったのである。 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) ~~~~~~~~~~~ ポスター作成を通じて、スタッフや入所者のみなさんと楽しく交流されている。ただ、食事の時は認知症の人と同席で、語り合いながら食べることができないそうで、それはかわいそうだなぁと思った。 Jさんは食通なので老人ホームの食事の質が落ちてきている例として「カレイがカラスカレイになっている」と教えてくれた。 調べてみると、確かにマコガレイよりカラスカレイの方が安い。 マコガレイ 値段(1kg):約3,000円 カラスカレイ 値段(1kg):約2,000円 参考:https://chisou-media.jp/posts/1618?page=2 そんなこんなで、Jさんの話題の豊富さに驚かされた1時間半だった。 老人ホームに行ったら、どちらかというと話題が豊富なのは訪問者だと思うが、その常識を覆すJさん! 次回の訪問でもボッチャのポスターが見られるので楽しみだ。 ※余談: 私の見立てですが「縁のある人は同じものを持っている」。 この鏡は資生堂の鏡です。 Jさんのものですが、 その昔、同じものを母が持っていました。 子どもの頃、私も使っていました。懐かしい。
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Last updated
2024.04.06 22:33:23
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