2023/07/10 7月神奈川支部例会 19人参加で盛況!
Zoomでオンライン開催している神奈川支部例会。機能は19人参加で盛況でした。2つの実践報告は若い先生方にも知ってもらいたいものだった。幸いなことに小川さんは新英研全国大会のレポーターになられている。ぜひ、みなさんも! と思ったのだが、ネタバレになってしまっている。どうしよう。※ 2023年8月5日(土)・6日(日)オンライン開催です。第59回全国大会 富山大会(北信越)ここをクリック(別画面で開きます)以下、報告。●中学校実践報告の安部直子さんのお話で印象深かった2点 1)教室に入るときに「Hi, (生徒の名前)」で入っていく。 → Attitudeは頭で考えさせるのではなく、身につけさせることが肝要。中学生の指導で大変有効だと思う。 2)3人称単数現在のesは「社長(sh,ch)のソックス(s,o,x)、esつける」と覚える。 → 新英研の真骨頂ですね! こういう小技はまさに「#英語教師のバトン」として渡していきたいですね。●高校実践報告の小川弘義さんのお話で印象深かった2点1)天満美智子『子どもが英語につまずくとき』1982(20数年ぶりに読んでいるそうです)のご紹介。第2章 教師としてあなたへの問いかけ 1子どもを知ろうとしているか? 2管理者になっていないか? 3 子どもの感性を知識の犠牲にしていないか? 4 教科固有の美しさを感じているか? 5 自己研修をしているか?→ 1~5全て大切な観点ですね。「4 教科固有の美しさを感じているか?」一昨日Facebookでつながる関西支部の吉浦先生から英詩の朗読動画をご紹介いただきました。 現在の英語教育が見失っていた「美」を見つけた気がしました。2)キャサリン・パターソン『テラビシアにかける橋』1979のご紹介。息子と息子のクラスメイトの少女がモデル。スポーツに関心がないのに関心があるように振る舞わなければいけない環境にある少年。小川さんが心揺さぶられたストーリー。今も思い出すと泣きそうになる。キャサリン・パターソンによる「創作に関してのエッセー」紹介。その中に出てくる、right, a gift, knowなどの古代ゲルマン語起源の語に注目。平易な語が持っている豊かさを見いだした。これが小川さんの英語に関する「原体験」。→ 「なぜ教員が英語を教えるのか」「なぜ生徒が英語を学ぶのか」を問い続けたときに、自分の原体験が核になる。「スポーツに関心がないのに関心があるように振る舞わなければいけない環境にある少年」が主人公というところに、私自身が関わってきた通信制高校の不登校体験がある「繊細な感性を持った生徒達」が想起された。「英語で読む意義がある物語を教員と生徒がシェアする」、これは「なぜ学校で英語を学ぶのか」の答えになると思う。