カテゴリ:葛井美鳥
葛井さんの新刊、「レンタル・ラヴァー」を読みました。
凄くよかったですっ 全部で5つのお話が入った短編集でしたが、全体の半分近くを占めた 「レンタル・ラヴァー」が最高 巻末にはこれの書き下ろしも付いて大満足でした♪ お話はアンドロイド×人間のSFBLで、 ゲイであることを恥じる孤独な青年・仁志が恋人型ロボット・マサトをレンタルするところから始まります。 マサトはとても優しく、家事も万能な素敵恋人でしたが、 記憶部分に欠陥があることが分って、危うく廃棄処分に・・ が、完璧なアンドロイドでなくともマサトを受け入れる仁志と、 想いの強さで欠陥を乗り越えるマサトは愛の力で危機回避 不良品ゆえにより人間に近いマサトと優しい仁志の関係は 人間同士でないからこそ切なくて感動的でした ロボット系のBLは人外が生存権を雇い主に握られているという立場が切なくて、 又、人間にとっては元から従順であるようプログラムされている事実が虚しかったりします。 (これは遊郭ものや普通の主従ものにも言えますが・・) なのでその葛藤を経てラブラブになるとより萌えるわけで・・ やはり主従ファンタジーはイイな~と改めて感動。 レンタル・ラヴァーがいろんなアンドロイドでシリーズ化してくれると嬉しいですっ! この新刊は他にBLが1作品と三国志、戦国、新選組のアンソロジーから1作品ずつ収録。 どうやら葛井さんは歴史スキーのようで、私と趣味がかぶって驚きました~(笑)。 さて、今回のお話を読んで思い出したのが以下の2作品。 ・「輝夜」「輝夜2(掌の中に月)」(野守美奈) ・「かわいわいがって下さい」(星野リリィ) 野守本は少々重くて切ない系。 星野本はエロがキツメな上にショタくさいですが・・面白いです♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.02.13 19:59:18
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