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カテゴリ:ビジネス
「成功はどこからやってくるのか? 「成功法則」の取扱説明書」(著者: 岡本吏郎|出版社:フォレスト出版)
数あるマーケティング本の著者の中で、僕がもっとも尊敬する岡本吏郎氏の最新作。 なぜそんなにこの著者に惚れているのかというと、基本的な物の見方というか、人生に向かうスタンスのようなものに非常に共感するから。 もちろん、面識があるわけではないので、それはあくまで本から感じたものでしかないのだけれど。。。 で、前作まではどちらかというとテクニック的な本で、その中からも裏にある「考え方」のようなものが読み取れたのだけど、今回は初めてこの「考え方」を前面に出して論じた本。 その感想は。。。 「それを言っちゃおしまいっすよ! ミもフタもないじゃないですか。」 なぜなら、僕なりにこの本を要約すれば、 「成功する奴は成功するし、だめな奴はだめ」 だから。 ま、それはその通りだし、それで悲観的になったり、なげやりになったりする必要はないわけで、本当はもっといろいろあるのだけど。 例えば、僕はザ・ピーズというバンドが好きで、そこから感じるものを「諦念の楽観主義」とか「悲観を突き抜けた楽観」とか読んでるのだけど、この本からも同じようなものを感じた。 確か高校生の頃、「倫理」の時間にカルヴァン派の「予定説」っていうのを勉強したときのことを思い出した。 「救われるか救われないかは予め決まっている」っていう考え方。 でも、だから信仰なんかしなくても良いとはならないんだよね。 どっちに入ってるかは分からないから、とにかく日々努力する。 その努力を続けられるなら、「救われる側」に入ってる証拠。 岡本さんの本の内容も大体同じようなことだと思う。 岡本さんの方もカルヴァン派の方もかなり自分勝手な解釈で本当は全然違うのかもしれないけど、僕はそう理解しました。 皆さんも良かったら是非ご一読ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004.12.24 16:10:58
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