テーマ:本日の1冊(3688)
カテゴリ:建築
季刊 NO。27「住む」に松山巌氏が「怠けるヒント14」で
民家と雨について書いている。 近代建築は雨を毛嫌いしてきた という。 建築学科の卒業制作展では 屋根のある建物を設計して学生はごく わずかなのだそうだ。 08年に「日本の民家 屋根の記憶」という 大橋富夫写真集 が出版され、67の土地に建つ民家の 屋根の写真は、日本には雨を楽しむ文化があったのだと 著者に実感させたそうだ。 ところが、この写真集には雨の降った民家の写真は ないそうだ。 雨を嫌ったのは誰?の一つに「写真」が 挙げられないだろうか?と思った。 夥しい近代建築の写真によって、私たちは建築を知る。 建築の写真は晴れた日が似合う。 日本の風土にあった細やかな雨の美しさ、家屋における 雨の風情がもし写真にうまく撮られ、多くの人が 本や雑誌によりそれを知ることが できていたら、建築は変わっていたかも知れない と思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008.12.04 10:29:47
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