タラの芽の天ぷら
タラの芽の天ぷらです。今年の初物は4月24日でした。今日は2度目になります。山菜の「タラの芽」を採取、天ぷらにして岩塩をふりかけていただきました。採りたてをすぐに食べられるのは贅沢この上ないことかもしれませんが、冷静に味わえば、長ネギのてんぷらのほうが甘くて美味しいと気がついた。 天ぷらのころもが余ったのでそばにあった長ネギをいっしょに天ぷらにしてみたのです。(写真左上)比べるとわかるわけです。ネギは長ネギの白い部分を天ぷらにする。ネギのおいしい食べ方は天ぷらがいちばんではないかと思うくらい、とっても甘く香ばしい。タラの芽には「鬼タラ」と「餅タラ」の2種類あることを初めて知りました。いつも私が採っていたのは鬼タラですね。実は私の田舎の近所ではタラの芽を食べる習慣がありませんでした。タラの木はやっかいものでしかなかったのです。初めて先輩に食べられると教えられたときは、にわかに信じられませんでした。両親も食べたことがなかったのです。むかしは生活圏が20kmも離れると食習慣も違っていたんですね。てんぷら料理はいつごろから始まったのだろうか。天ぷらは何んと云っても揚げたてを口にするのがいちばん美味しい。そもそもは天ぷらは江戸時代は屋台の食べ物だったようですね。また関西の人は「さつま揚げ」のことを天ぷらと呼んでいた。関東の天ぷらのことは何と呼んでいたのかは聞きそびれた。どなたか教えてくださいませんか。ところでふと「山ウド」の天ぷらが食べたくなった。山ウドの新芽を天ぷらにするのです。山ウドは独特の香りする山菜です。数年前、おにぎりと携帯用のコンロを持って天ぷら油、天ぷら鍋、天ぷら粉、水を持って山に入り、山菜を採取してその場で天ぷらにして食べたことがありましたが、あれはなかなかよかった。