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遅ればせながら、2006年の最初のわさドラレビュー。といいつつも、放送は2005年の大晦日だから、実際は2005年最後のアニメレビューと呼ぶべきか・・・新作レビューはまだ書ききれていないので、とりあえず、傑作選とその他の小コーナーのレビューから。

作品の合間に「夢テレビ」と銘打って、ドラえもんを見て、大歓声をあげる世界各地の人たちの様子が映された。もちろん、これはフィクション。ご丁寧に、合成映像というテロップが表示されていた。本当に、ドラえもんが世界中で愛されるアニメになってくれればいいですね。そういう意味では、まさしく「夢テレビ」である。

そして、気になっていた映画『のび太の恐竜2006』の情報も、二回に分けて放送された。「まあまあ棒」の後に、映画製作発表記者会見での神木隆之介くん、劇団ひとりのコメントが流れ、さらに、黒マスク役で出演の船越英一郎氏が、出演ドラマの映像と合わせて紹介された。さらに、主題歌を歌うスキマスイッチへのインタビューも。スキマスイッチの二人は、揃って恐竜の鳴き声を披露。ってか、本当に、鳴き声での出演あるかも??

相変わらず気になるのは、劇団ひとりの一人五役。未だに謎であるが、一体何を??個人的な予想だが、以前2001年の『がんばれ!ジャイアン』で、林家いっ平氏が、実父の林家三平役で、劇中のテレビの落語をやっていたので、それと同じノリで、劇団ひとりが劇中で、ドラえもんネタのお笑いをやるのではなかろうか??ドラえもんのレギュラー陣五役を、ひとりで・・・(笑)


その後、「ラジコン大海戦」の後に、映画スタッフ陣の紹介やインタビュー映像が流れた。しかも、それぞれのスタッフの代表作の映像も紹介された。(渡辺歩監督では、『PaPaPa the Movie パーマン』『のび太の結婚前夜』、小西賢一氏は『東京ゴッドファーザーズ』、西田稔氏は『キル・ビル(アニメパート)』、木船徳光氏は『BLOOD THE LAST VAMPIRE』)
これまでの映画では、スタッフにスポットが当てられることが少なかっただけに、今回の映画に対する意気込みが垣間見える。

スタッフ陣のインタビューでの注目点をいくつか。

小西「実験的にやりたいし、今までのお約束だったことも気にせずにやろうと。」「(予告映像でドラえもんの歯茎が出ていることについて)ドラえもんだからといって、容赦なくやろうというか。それがまた面白いんじゃないかと。」

小西氏のインタビューからは、これまでのドラえもん映画とは一線を画した作り方をやろうという意気込みが見える。賛否両論あるだろうが、80年版のことはいっさい抜きにして、この映画を見たほうがいいだろう。


西田「わからないのを幸いに、(白亜紀の世界の)色を作っちゃおうと。」

誰も見たことのない白亜紀の世界。それだけに西田氏がどう表現してくれるのか。これも楽しみにしたいところ。


木船「背景動画というところが、今回3Dでやってみて、一番昔の作品と違うところだと思います。」

「背景動画」とは、なんともナウい(って古い。)というか、カッコいいというか。80年版はもちろん、これまでのドラえもん映画シリーズでは、3DCG自体あまり使われていなかっただけに、躍動感あふれるドラえもんたちの動きと、3DCGがどう融合するのか、注目したい。


そして、最新映像が公開。ドラえもんとのび太ママの、超早口ナレーションから始まる。さすがは、わさびさんと三石さん。もうお手のものといったところである。最新映像を見ると、ドラえもんたちの作画は、藤子F先生というよりかは、むしろ小西氏の色合いが強い。ドラえもんたちの動きが生き生きと描かれていて、スピード感を覚える。そして、ドルマンスタインがついに登場。さあ、どんな映画になるんでしょうか??ドラえもん映画としてはもちろんのこと、一アニメ映画としても注目の一作になることは間違いない。


今回、新作以外で再放送された傑作作品は、以下の三つであった。

「まあまあ棒」
「(秘)スパイ大作戦」
「どくさいスイッチ」

また改めてレビューするまでもないのだが、「どくさいスイッチ」については、見た当時は、風呂場のシーンばかりが印象に残っていたが、改めて見てみると、さまざまなところで演出が秀逸だったことに気づかされる。細かく言うと、話が長くなりそうなので省略するが、ともかくこの作品は、昨年自分が見た全てのアニメ作品の中でも、ベスト3には入るぐらいの秀作であったと評価したい。もちろん、多少の演技の未熟さはあるにしても、だからといってアフレコし直せとは言わないし、それは目をつぶっておこう。
 
ところで、放送当時、この「どくさいスイッチ」を見た私の知人や、他のブログで書かれた感想に、どくさいスイッチで次々と消していくのび太は、現代の「キレる」子を象徴しているのではないかというものもあった。言われてみれば、確かにそういう意味もとれる。もしかすると、藤子F先生は、この「キレる」子の出現というものを予見していたのではないかとも思ってしまう。

とはいうものの、藤子F先生が「ドラえもん」の中で描いていたのは、いわゆる普遍性というものである。この「どくさいスイッチ」にも、人間が誰しも一度は持ってしまう、「自分に気に入らない人は、いなくなってほしい」という欲望を表面化している。その欲求を満たす方法が、ドラえもんにおいては、それは「どくさいスイッチ」が役割を果たすことになるのだが、「キレる」子においては、相手を傷つける凶器がそれに当たる。

要は、人間誰しもが持つ感情や欲望を、そのまま満たそうとしたら、一体どうなるのか、それをシミュレートしているのが、「ドラえもん」という作品なのである。予見という見方は、間違ってはいないのだが、ただ、本来は漫画の中でしかシミュレートされなかったことが、現実において起き始めているということなのだ。

それだけに、この「どくさいスイッチ」という作品は、「夢」とか「希望」とか、そういう言葉だけではとらえきれない「ドラえもん」の世界観を端的に表しているといってもいい。そんな深みのある話を、今回のアニメで改めて思い知らされることとなった。


関連記事:2006年最初のわさドラレビュー(新作編)


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最終更新日  2006年01月08日 02時12分37秒
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