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関家良一のウェルネス日記

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December 8, 2012
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朝は6時に起床。
夜中に2回ほどトイレで目を覚めましたが、その都度すぐに深い眠りに入れ、充分な睡眠時間が取れました。
荷物をまとめて1階のロビーに降り、パンの弁当を食べながらバスを待つ事に。
7時過ぎに東呉大学のシャトルバスが迎えに来て、選手全員が乗り込んで出発しました。
窓の外は雨がポツポツ降って来だし、今後の天気の移り変わりなどの話題で車内は持ち切りでした。
8時前に大学へ到着すると、急いで日本チームのエイド・テントに向かい、それぞれの準備に取り掛かります。
学生ボランティアとの打ち合わせもこの時に行われ、薬やサプリメントを摂取する時間や着替えなど持ち物の確認など、担当の学生さんに一通り説明しました。
8時20分からトラックの外に設営されたステージに於いて開会式が始まり、学長や来賓の挨拶などがあり、選手全員が一人一人紹介されました。

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予想通り開会式の時間が押してしまい、スタート時間が遅れる事に。
雨が降りしきる中、9時05分に2012東呉國際超級馬拉松のレースがスタートしました。
まずは100kmマラソンの日本代表選手でもある原さんが飛び出し、最年少の小谷くんが続く展開。
私はいつも通り1周2分=1km5分のペースで入り、周りがどう走ろうとも頑なにこの「マイペース」を守りました。

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50kmの通過が4時間09分07秒。
ここまでの125周を1周1分55秒~2分02秒の間で走り続け、その安定ぶりに我ながら惚れ惚れして周回を重ねました。
80kmを通過した時に一度トイレ休憩があり、その周だけ2分27秒掛かりましたが、その後も落ち着いたペースは変わらず、100kmを8時間19分43秒で通過。
この時点で2位に浮上していましたが、私の前を行く原さんがとにかく凄かった。
彼は最初からキロ4分半ペースで走っており、100kmの通過も7時間23分。
私が100kmを通過した時点ではすでに30周=12km以上の差を付けられてしまいました。
原さんはこの時間帯になっても全くスピードが落ちず、ひょっとしたら凄い記録を達成するかもしれないと会場中の注目が彼に集中しているようでした。
私はそのペースには全く付いていけないので、何があっても1周2分の自分のペースを守るのみ…。
そして原さんはついに100マイルを11時間59分24秒。12時間を161.074kmといういずれもアジア記録を大幅に更新する凄まじい記録で通過し、この時点で17kmの大差を付けられました。
さすがに今回は負けるかもしれないと思った矢先、彼の足がパタッと止まり、172kmで途中リタイヤしてしまいました。

私の方は12時間通過が144km。
そして150kmの通過が12時間29分07秒と、全く揺るぎない1周2分ペース。
そのペースは14時間、168kmまで維持できましたが、その後徐々に落ちていきました。

原さんを抜いてトップに立ったのが14時間23分の時点。
この時、2位のオーストラリアのFryer Martinとは36周=14.4kmの差があり、大崩さえしなければ今回もトップのままフィニッシュできるのではないかという期待が膨らんできました。

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200kmの通過が16時間58分08秒。
スタートから雨がずっと降り続いていたせいか、身体が冷え切ってしまい、今までに感じた事のない箇所に脚の痛みがあり、18時間、210kmを通過した辺りで更にペースダウン。
今回は眠気や内臓のトラブルはほとんど無かったので、記録を伸ばしたかったところですが、脚が思うように動いてくれないのでは仕方なく、その後は1周2分30~40秒ペースを何とか維持して距離を積み上げる事に腐心しました。
とにかく今年で11年連続となる24時間走の260km超えだけは何とか達成したいと思い、気を抜かずに足を動かし続けました。
夜が明けて辺りが明るくなり始めても雨は止まず。
今までたくさんのレースで走ってきましたが、これだけの長時間、雨に当たり続けたのは初めてではないかと思います。

250kmの通過が22時間34分10秒。
残りの時間から260km超えが現実のものとして見えてきました。
いつもながら会場の雰囲気は24時間のフィニッシュに向けて徐々にヒートアップして行き、ランナーを更に盛り立ててくれます。
私も声援にはできるだけ手を上げて応えるようにし、クライマックスの瞬間を楽しみました。
そしてフィニッシュまで残り20分となったところでついに260kmを通過。
私はここで走るのを止めて歩き出し、会場の方々一人一人とハイタッチを交わしながら喜びを分かち合い、感謝の気持ちを表しました。
ここ数年、最後はいつもこのようなウィニング・ランで締めくくっていますが、フィニッシュ後は慌しくて、皆さんと喜びを分かち合う時間も無いので、特に記録更新などが掛かっていない場合はこういうのも良いかなと思っています。
結局24時間終了時点での記録は261.365km。
一度も降り止むことが無かった雨と風、明け方の冷え込みなどの悪条件を考えると、文句の付けようのないパフォーマンスだったのではないかと自負しています。
学生ボランティアの方々には本当にお世話になりました。
彼らの存在無くしてはこの記録は達成できなかったのではないかと思います。
スタッフや大会関係者の皆さま、応援の方々、共に走ったランナーたち、全てが本当に素晴らしく、あらためてこの「世界一の大会」に参加できた事を嬉しく誇りに思いました。
皆さん、本当にありがとうございました!

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Last updated  December 18, 2012 09:44:53 PM


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