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カテゴリ:本の話
電車の中など公共の場所で読むことはあまりおすすめしません。
最近何だか頭が重い。 こんなときには少し軽めで笑える本を読んで気分を晴らすに限る。 で、今回チョイスしたのはこのシリーズである。 何度読んでも笑えます。 座談会参加者はそれぞれ、作家、イラストレーター、弁護士、社長(「本の雑誌」発行人)と、社会的地位が高めの職業についているが、そんなことはみじんも感じさせない会話が盛りだくさん。 話のネタは「本屋入場料30円説」や「茶碗蒸しはおつゆかおかずか」など、トリビア以上に役に立たないものが満載。たまに「オリンピックを考える」のような一見固そうなタイトルがついているものもあるが、中身はやはりどーでもいーことになっている。 この本の最大の見所は沢野ひとし画伯のあまりにぶっ飛んだ発言の数々である。話の流れと何ら関係もなく突然繰り出される一言に、自分がたった今悩んでいたりしたことが実は大したことはないように思えてしまうのは決して気のせいではないはずだ。 本を読むことで何か教訓を得ようとか、儲け話のヒントを探そうとかを真っ先に思う人にとっては「時間の無駄」としか思えない一冊になってしまうかもしれない。 でも、皆さんにもありませんか? ひたすら馬鹿話を転がして、笑い転げて楽しんだ経験が。 そういう経験を苦笑いしながら思い出せる人なら間違いなく楽しめるでしょう。 そうでない方は…、とりあえずひたすらまっすぐ明日の方でも見ていて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005.06.12 00:13:26
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