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カテゴリ:本の話
このブログ、元々は本の感想を書くために始めたのだが、感想文を書くのに時間がかかってしまい、本の話を書くことが少なくなってしまっている。
感想を書きたい本はたくさんあるんだけど。 ジャンルも「読書・コミック」なのに、これでは看板に偽りありになってしまう。 ということで、久しぶりに本の話を。 7月のブックフェアで買った1冊。 「アホウドリの糞でできた国」が、世界にいろんな国があることを知るきっかけになったが、その興味をさらにかきたてることになったのが、この「国マニア」という本である(この本にも、ナウル共和国のことは「国がまるごと音信普通になった、とんでもない島」として触れられている。)。 この「国マニア」には、世界の小国や日本の常識では考えられず、地理の授業では絶対に教わることがない世界の各地の様子が4ページ単位のコラム形式で書かれているが、その非常識っぷり(!)には驚かされた。 例えば、 ○人口50人未満の絶海の孤島なのに、100種セットの切手を発行している「ピトケアン島(英領)」 ○インド・バングラデシュ国境地域に「飛び地の中の飛び地の中の飛び地」が多数存在し、生活することすら困難な「クチビハール」 ○未だに「ソ連」の一員のつもりでいる「沿ドニエストル共和国」 ○日本人が自由に暮らせる外国「スバールバル諸島(ノルウェー領)」 と言ったところである。 いや、世界って広いわ、ホント。 日本国内についても、戦前は大東島を会社が管理していたなど、自分の知らなかったことがあってビックリした。 また、現代を語っている本なのに、「ローマ帝国」や「カルタゴ」と言う歴史の授業で聞いた言葉が出てくるのもまた面白い。 この本の前書きで「東アジアに国はいくつある?」という、一見簡単な質問がされているが、国によって答えが違うし、「パスポートを発行している国・地域」が「8つ」もあるなど、国というものが常識だけで考えられない一筋縄ではいかないものであることを知ることができた一冊だった。 ちなみに、東アジアでパスポートを発行している国・地域は下記の通り。 「日本、韓国、北朝鮮、中華人民共和国、中華民国(台湾)、モンゴル、香港、マカオ」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006.09.10 21:38:13
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