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雅の日記~お気楽生活をめざして

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2007年03月26日
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カテゴリ:お酒を愉しむ
ウィスキーの試飲&薀蓄の資料を、先日お酒の師匠に提供したところ、お礼の品が届いた。

宗玄
宗玄 生原酒(一升瓶)である。
「幻の酒米」といわれる岡山県の「雄町」を精米歩合55%まで磨き、14号酵母で醸した純米無濾過の酒。ちなみに雄町は山田錦の親米である。
これは、雅が一番好きなお酒なのです(^^)

市販で手に入れようと思ってもなかなか入手ができない逸品。また、この蔵の生酒は冬に生産されるので、今の時期だけしか買えないのである。

宗玄酒造は、石川県・能登半島北部に位置する。能登では一番生産量が大きい酒蔵なのである。生産量は、ピークに比べると半分以下の6000石高といわれているが、「生産高よりも酒質を重視した結果」ということで、評価もなかなか高い。
悲恋伝説で知られる恋路海岸の近くにある。

酒自体は非常に太った味。口にすべる、とろとろとしたまろ味と、フルーツ香のなかにあるかすかなサポニン臭が、なんともいえない。
喉をすべるその感触は絹を思わせる。そして、「おり」の濃淡でその味と感触がグラデーションのように変化するのも面白い。
また、空気と触れ合うと、徐々に発酵がすすむのも特徴で、1合を呑みきるまでに、どんどん味と香りが膨らんでいく。これは特に生原酒に感じられる、繊細な特徴だ。

この酒には、肴も塩も必要ない。
雪見酒を楽しみたい、あるいは、静かなところで大事な人と時間を過ごすときには、ぜひ欲しい1本なのである。
このご時世に、しんしんと雪降る中で、昔ながらに酒づくりの唄をうたいながら作る蔵の意気に思いをはせて。

というわけで、「いつ、誰と呑むべきか」を、ここ数日考えてはニマニマしていたのだが、今朝、能登半島沖の大地震の一報を知り、非常に心配している。

蔵は、大丈夫だろうか。

麹は生きている。一度絶えたら、もう取り返せないのだ。
今回の地震で、酒母が倒れたり、蔵自体が棟ごと倒壊していやしないだろうか。そうなっていたら、味が変わったり、コスト面から復活を諦めてしまう可能性がある。

「まさかこれが最期の一本になりませんように」と心から願いつつ、復旧の様子を見守っている。





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最終更新日  2007年03月26日 00時07分57秒
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