カテゴリ:その他
昨年だったか、高速道路で運転中、追い越し車線を走っていたら、目の前に白い軽トラックがこちらを向いているのを見てゾッとしたことがある。いわゆる「逆走」。最近は高齢者ドライバーで認知症のある方がこの手の事件を起こすことが当たり前ではなくなっている。
頭では、認知症云々は理解できるが、いざ直面すると結構慌てるものである。 たまたまだが今日、車に乗る機会があった。 近くの駅まで送迎してくれるという親切をありがたく受けることにしたのだが、運転者が70歳を超えた方だった。行き方を案内し、4人で乗っていたのだが、しばらくして私は疲れから後部座席でうたた寝をしてしまった。 それがいけなかった。ナビはついていたが、五叉路のちょっと複雑な交差点を右折するときに、一方通行の出口から車両を侵入させてしまった。つまり逆走車に乗っているわけである。 「えー?雅さんこれ大丈夫?」という声で目が覚めると、明らかに逆走している。逆走して200メートルは走っている。「ちょっと待って、ここは侵入したらだめですよ」というと「前方から車が来なければいいじゃないですか」と運転手。 ぞーっ…。背中が寒い。 そうこうしているうちに、前方からヘッドライトが何本か見えた。こっちの車と前方の車が向き合って走っていることになるから、それはものすごいスピードである。 「すぐ路側帯に入ってUターンしてください。ダメですってば‼」私は叫んだ。 慌てて道脇のポケットに侵入して、赤信号で車の流れが止まるまでしばらくそこで待ち、Uターンして事なきを得た。 逆走も怖いが、もっと怖いのは「逆走しても人気のない道だし、前方から車が来なければ、この道を進んでもいいじゃないか」という感覚。認知症で認知できない人以外でも、そういう心理が平気で働いてしまうことにビビったのである。 いやー、逆走車に遭遇することは珍しいことではなくて、これから頻繁に出会うかもしれないなと思った次第である。 高齢化社会、恐るべし。 <お酒メモ> 11月11日金曜日 ギネス 生 1パイント 作 純米 3合 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016年11月13日 20時05分52秒
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