カテゴリ:投資
3月末決算の企業の決算がだいぶ出終わった。
このところ株のお問い合わせをいただくことが多いのだが、初心者の人には特に「決算をまたいでの株の売買は避けたほうが良い」とアドバイスしていた。 もともと決算が出る前後は、好決算を期待しての短期的売買、いわゆる「決算プレー」が多く、値動きが荒くなるのだが、ここ2~3年アルゴリズムやロボアド売買の活用が増えているせいか、その騰落率が想像以上に高くなっている。 決算が良くても下がることも多いし、次期決算予想が減益でも株価がグンと騰がったりする。意味不明といはこういうときにぴったりの言葉だ。よっぽどの巧者か、鼻息荒い人以外は手出し無用の相場だと感じている。 「雅の持ち株は減益決算予想なのになんで騰がるの?」といわれる。理由を自分なりに考えると3つある。 ・企業が保守的、あるいは慎重な見通しを立てているから「減益決算」 ・東証がDOEという指標で株主還元を考えてくださいと指導していて、それに合致したことをやっている企業への資金流入(ファンドとかが多い) ・株主還元は増配または自社株買い表明(あるいは償却)を以ってなされるが、どんな決算であれ株主が得するという政策を出している企業への、新NISA他での投資資金の流入 こんなところかな、と思う。 この間の3月末前に少し買ったクレディセゾン(8253)なんかは知名度のある中型株だが、25年度は減益予想ながら、前期(24年3月末権利取り)の増配と、自社株買いを表明して、今日は大きく騰がっている。 いまの投資家は確実な実利を求めている。保有株が仮に1期減益予想だろうと、会社に体力があって、当面は株主に報いてくれるところは売らない。長期で見れば業績回復してくれるかもしれないから待てる。そういう銘柄を自分も市場参加者も選んでいるからなのではないか。 新規の小型株を主力銘柄にする、ということは私の場合、当面ないと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024年05月16日 12時50分50秒
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