他人ごとではなく
九州で母親が息子さんを殺害したニュース。今朝、ニュース速報のテロップを観たとき、やっぱり... って思った人はたくさんいたと思う。ヤフーのニュースを読んで、また、やっぱり...と納得し、悲しくなった。発達遅延の子供さんだったんだ。子育て真っ最中の若いころの自分と重なった。 まわりの先生やお母さん方に、「落ち着きがない子供ですが、よろしくお願いします。」「集中力がありません。」「避難訓練など、予期せぬアナウンスにはびっくりします。パニックを起こします。」「手がかかると思いますが、よろしくお願いいたします。」etc...あらゆるところで、頭を下げた。見た目がわかりにくい発達遅延の子供たちは、誤解されやすい。お行儀が悪い。わがままだ。親のしつけが悪い。そういえば、新幹線の通路をひっきりなしに歩き回る2歳の息子を連れた私に、サラリーマンが「眠れない!!!」って怒りをあらわにしてきたこともあった。「ごめんなさい。この子は普通に見えても ハンディキャップがあります...」悔しかった。あなたの子供さんは、五体満足でしょう。私の悲しみ、苦しみがあなたにわかりますか?3時間も狭い空間で退屈しない子供がいますか?私のハートはいつも泣き叫んでいた。それとは反対に、外では、笑顔、笑顔、ひたすら自分の心に蓋をしていた。どうか、若いおかあさん方、ひとつでも、自分の楽しみを見つけてください。1日に30分でも、一人っきりになれる時間を見つけてください。ご主人やまわりの人に子供を預けて、とびっきりのおしゃれをして、美しいものを観に映画館や美術館へ出かけましょう。読みたい本や雑誌をを持って、静かなカフェに行きましょう。どうか、自分に優しくしてください。それが、私の願いです。それが、私にできるアドバイスです。