温暖化問題 武田邦彦メルマガ
寒い。あ~寒い、寒い。今年は数年ぶりの大雪も降りました。前回の大雪で、テラスのパラソルが折れてしまいましたが、今年も学習なく、またポキリ。YUMIさんが、心配で見に来た矢先に折れたんだそうです。修理は雪が解けた後にします。それにつけても、”地球温暖化”なんて大嘘だ!と、かねてからの説にますます信ぴょう性を持つのでした。地球温暖化詐欺 なんて考えているところに、武田邦彦先生のメルマガが届きました。今月はまだ2本しか記事を書いていないので、先生のメルマガをまるごと転載して書いたことにします。武田先生のメルマガは転載自由です。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■武田邦彦のメルマガ集中講座 『日本の闇・世界の闇(4) 寒い冬』 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆今年は記録的な寒い冬。ひと頃騒がれた温暖化問題はどうなったのか? 今年の冬は寒い。埼玉県では観測史上最低のマイナス9℃を記録したり、雪も 多い。今年の寒さは日本だけではなく、ヨーロッパもアメリカも厳しい寒波に 襲われています。 「温暖化が進み寒くなった」などと非科学的なことを言ってもがいている「温 暖化脅威論者」がいるけれど、いくら何でもこんなウソに騙される人はいない でしょう。本当のところは、上がっていた気温も2000年ごろから下がりだし、 学会では「第四期」と言われる気温低下時期に入っています。今後も温暖な冬、 寒冷な冬を繰り返しながら徐々に寒冷期に向かっていくと予想されています。 でも、日本人の多くは地球が温暖化していると思っていますが。それは主とし て、気温が下がっているというデータそのものがこれまでの報道と違うので、 メディアが報道しないことによりますが、奥底には、1988年から30年続いたN HKと朝日新聞の報道の姿勢によっています。 かなり複雑で、報道それ自体は間違っていたわけではなく、誤報でもありませ ん。それではなぜ、視聴者や読者は温暖化に対して間違った認識になったので しょうか? 温暖化報道を振り返ることで、日本の闇、世界の闇を取り除くことができるの で、ここで整理をしておきます。 1988年6月23日、アメリカ上院の公聴会は、NASA(アメリカ宇宙航空局) のハンセン博士を読んで、来るべき地球温暖化の話をさせました。 ハンセン博士に公聴会での演説を促したのは、メディア(CNNの会長)、金 融(ロスチャイルドと言われている)、それに農業議員でした。新しい地球の 危機ができれば、核戦争の脅威が減った当時、メディアは騒ぐ種ができてホッ としたのです。それがCNNの狙いでした。 金融界は直接的に温暖化に関係する収益(たとえば、ロンドンのシティで始ま った排出権取引など)と、原発の危険性より温暖化の危険の方が大きいという 宣伝が功を奏すると、一気に膨大なお金がいる原発が進むということです。こ れも金融機関としては魅力でした。 そして最後に農業関係者ですが、1980年代はアメリカの小麦やトウモロコシの 相場が思わしくなく、農業は苦境に陥っていました。そこで、なんとか補助金 を獲得できる政治的な活動をしたいと思っていたところに、NASAから耳よ りの話があり、「工業が出すCO2のために気象が変動して被害を受けた」と いうイチャモンをつけて補助金を受けたいと思ったのです。 そして当日の6月23日、議場の冷房のスイッチをすべて切断し、汗だくの中で 議論が行われ、「温暖化防止」の政策が決まったのです。準備は万端できてい ましたから、その年のうちに国連にIPCCという温暖化防止の国際組織がで きて、活動が開始されました。 イギリスのサッチャー首相は、北海油田の寿命が限られているので、原子力発 電を進めたいという考えがあり、反対運動を抑えるのに温暖化が使えるので、 大賛成でした。またドイツをはじめとしたヨーロッパ諸国は、すでに自分たち は成長しているし、中国、インドなどのこれから発展する国の成長を抑制する のに役立つと考えて参加する姿勢をとったのです。 IPCCがスタートするときのこのような世界情勢は、NHKも朝日新聞も特 派員などを派遣しているのですから、国連関係の動きはよくわかっていました が、「温暖化防止は正義」というスタンスで、裏の活動はまったく報道しませ んでした。もし1988年から日本のメディアが表と裏を正確に報道していたら、 日本人の判断は大きく違っていたでしょう。 ◆「政府が右と言ったら右」のNHK報道をこれからも信じるのか。 ところがその後も、朝日新聞が「北極海の氷が解けたら海水面があがる」(ア ルキメデスの原理に反することでフェイク報道)、NHKが「ツバルが沈む」 (現実には国土面積は増えている)などのフェイク報道を続け、さらに1997年 の京都議定書では、アメリカが最初から批准するつもりがなく(バード・ヘー ゲル決議という上院の決議があり、中国、インドが参加しなければアメリカは 批准しないと決まっていた)、ヨーロッパは共産圏諸国を入れることで実質的 に排出量の増加を勝ち取った(EUバブルという)ことも報道せず、世界で実 質削減になった日本とカナダのうち、カナダが離脱したので、日本だけになっ たことなどもまったく国民に知らせませんでした。 さらに2000年からの気温上昇の停止と低下も報道しなかったことによって、結 果的に偏った情報が国民に伝わり、すでに回復できないほどの先入観で覆われ てしまっています。 なぜ、受信料をとっているNHKや、日本の新聞である朝日新聞が、日本国民 を間違った方向に誘導するのでしょうか? NHKは政府の認可をもらう必要から、「政府が右と言ったら右」(NHK会 長談話)という態度で、政府は温暖化利権をとり、朝日新聞は危機をあおって 販売部数を増やすことに熱心だったからです。今になってみると、これほどの フェイク報道が続けば、さすがにおとなしい日本国民も嫌になって、NHKの 受信料の拒否運動や、朝日新聞の販売部数低下ということになって顕在化して います。 「闇」はつねに存在しますが、それを報道が隠し、闇を暴かない態度を続ける なら、近い将来、本当にNHKを見たり、朝日新聞を買ったりする人はいなく なるでしょう。お金を出してウソの情報をつかまされるのはたまらないからで す。 僕が最初に”地球温暖化”の話題に触れたのが、7年前のことです。武田邦彦 著 『ウソだらけ間違いだらけの環境問題』 この記事を書いている最中に「東北大震災」が起き、福島原発爆発があり、日本中が危機に陥りました。原発問題と地球温暖化問題は表裏の関係にあり、地球温暖化の嘘がはっきりすれば、原発を廃止することに異論をはさむ余地は生まれません。目を覚ませ、原発容認派。原発利権集団の詐欺に騙されるな。