鳥の雑学
その1よく鳥が小さな声で細かく鳴くことを「囀り」と言いますが間違いです。「囀り」とは、メスやテリトリーを侵したオスにアピールするために繁殖期のオスのみが出す特殊な鳴き声の事を言います。ウグイスの「ホーホケキョ」やカッコウの「カッコー、カッコー」などが「囀り」にあたります。ちなみに1年中鳴いている声は「地鳴き」といいます。その2 よく「メジロ」が「ウグイス」と間違えられていますが「鶯色」も間違われているんです。本当の鶯色はこの色で、まさにウグイスのような地味な色なんですよ。その3オスのクジャクが広げる大きな羽は尾羽と思われていますがあれは尾羽の上の腰のあたりにある上尾筒という羽です。また、クジャクを英語でよく「ピーコック(peacock)」と言いますが、正確にはオスのみを指す言葉で、メスは「ピーヘン(peahen)」、総称は「ピーファウル(peafowl)」、ヒナは「ピーチック(peachick)」と言います。では「ピー(pea)」って何なんだよと思って辞書で調べてみると [名](複 ~s, ((英方言・古))pease) 1 エンドウ;その豆;((~s))エンドウのさや 2 エンドウに近縁の植物;エンドウ豆に似た実[物], 小さくて丸い物;((俗))(野球・ゴルフの)ボール. ━━[形] 1 〈畑・料理などが〉エンドウ(豆)の. 2 〈石炭などが〉豆粒状の. [PEASEを複数形と誤解したための逆成] と出ました。なるほどグリンピースの「ピース」ってことか。クジャクの羽の緑色がエンドウ豆の色に似ているってことなのかな?謎です。