キレイになる東京銭湯お遍路
このところぐっと気温が下がってきましたね。クリスマスケーキやおせちの予約を見かけるようになりました。もうそんな時季なんですね。ところで、今月から東京都の銭湯では、”ぶらり湯めぐりスタンプラリー”が始まりました。都内のどの銭湯でも「東京銭湯 ぶらり湯めぐりマップ」が販売され、それにスタンプノートがついていて、10軒の銭湯を巡りスタンプを押してもらえるようになっています。早速私も始めました。せっかくなので、前から気になっていた”お遍路”にも一緒に挑戦することにしました。スタンプラリーは10軒ですが、お遍路は達成するのに88軒(途中26軒達成認定)。これを達成したらかなりの銭湯通、達成するのに時間がかなりかかってしまいそうですが、楽しみです。銭湯はひとつとして同じお店がなく、どのお店も全くタイプが違うので、いろいろと通ってみると様々な発見があってとても面白いものです。それと、人によってその銭湯に合わせた自分なりの入浴法を編み出しているので、見ているとこれもまた発見があったりします。自分では思いもよらぬアイデアに出くわします。先日は深風呂で腕立て伏せとスクワットをしている方をみかけ、「なるほど~」と思いました。深風呂のふちに手をついての腕立ては肩凝りにいいのではないかと思うので今度試してみることにします。スクワットは、普通にやるとひざと腰に負担がきますが、お湯の中だと無重力なので、負担なくできてよいと思います。これらは深風呂だからこそできる術です。気泡の当て方も人それぞれ。その人にとって気持ちの良いポイントがあります。普通は肩まで浸かって肩、腰に当てる気泡も、人によっては立ったままでふくらはぎに重点的に当てていたり。これはとても良いアイデアです。私は普段、サロンでリフレクソロジー専門でやっているのは、足裏とふくらはぎの重要性を強く感じているから。多くの人の足をみていて感じるのは、足裏とふくらはぎが不健康な状態だと、体の中も不健康。キレイとはかけ離れてしまいます。足裏とふくらはぎはとっても大事! キレイになるために顔をいじるなら、その前に足をいじった方が良いです。悪いふくらはぎの状態だと足先まで流れた血液が心臓へと戻りづらくなります。心臓から出て、心臓へ戻るべき血液は足先までいったら、重力に逆らってのぼらなくてはならなくて、それにはふくらはぎでのポンプ作用が必要。ふくらはぎがかちかちであったり、冷えていてはポンプの動きが鈍くなってしまい、つまりは血行不良となるので、ふくらはぎは常にしなやかな弾力性のある状態にしていなくてはいけません。歩くこともふくらはぎには良いですし、入浴で一日一度はふくらはぎの芯まで温めることも大切。自分でマッサージするのは手が疲れてしまい、時間もかかりますが、気泡を当てるのはお風呂に浸かりながらなので、楽々できて、しかも効果抜群です。”東京銭湯 お遍路巡礼”は、キレイになるためのお遍路でもあるのです。