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カテゴリ:医療に関して思った事
「五年生存率」これは癌患者さんがとても嫌う言葉だ。
スキルスとなると、特にそう・・・ だけど、ゼロじゃない。 どんな事にも例外がある。 皆、自分や家族がその例外になる!!って、思えば良いのに・・って思う。 思うのは自由なんだし・・・ 誰にも迷惑はかからないし・・・ 人は10年後、20年後、30年後に死ぬのは仕方ない・・ってどこかで思っているもの。 何歳まで生きれば、まぁいいや・・って。 でも、いざその歳になると、そうは思えないもの。 父はいつも 「長生きなんて別にしたくない」 って言ってた。 その父が69歳でスキルスが発覚し、その途端「生きたい」と強く思うようになった。 つまり、人生の終焉なんて漠然と勝手に思い描いているだけの事で、誰にも覚悟なんて出来ていやしないのだと思う。 何歳だから気の毒で、何歳だから仕方ない・・って言うのは、周りが勝手に判断するだけの事。 「年齢は関係ない」って、もと子さんが言った言葉が、時間が経つにつれ、沢山の患者さんやご家族と知り合うに連れ、染み込んでいく。 病気にならなければ、家族がそんな病気にならなければ、見えなかった幸せがあるはずだ。 知らないまま、気付かないまま、人生を終えてしまう人は少なくないように思う。 人生はどれだけ生きたかではなく、どれだけ幸せに気付けたか、見つけられたかだと、私は思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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