大小の如何でもいい話

　1人で上野に行ってみました。

　突然の東京出張で、しかも早めに終わったので、イブニングライナーを１本遅らせて、ちょっと散歩してみたのです。

　上野は若い頃の僕が、よく1人で徘徊していた街です。二十歳になったばかりの頃、当時は通勤での通過駅だったこともあり、よく帰りに降りて、用もないのにアメ横とかを歩き回っていました。

　そのせいか、東京へ用事があったときは、今でもちょくちょく寄ります。ちょっとキザな言い方ですが、ここへ来ると若い頃の自分に会えるような気がするのです。20年前への時間旅行です。

　今日は静かに歩きたい気分でしたので、アメ横ではなく西郷さんの銅像から、不忍池の方へ歩いてみました。

　残念ながら桜には間に合いませんでしたが、夜の上野は、とても静かで暖かく、風が気持ちよかったです。

　1人でのんびりと歩いていると・・・不思議なことに、若い頃のことよりも、わりと最近のことが、いろいろと思い出されました。

　想い出にひたろうと思って、何度も行っているうちに、その行ったこと自体が想い出になっていたみたいです(^^;)。

　なにも10代、20代の頃のことだけが、想い出になる訳ではないのですね。「想い出」って、この歳になってもできるものなんだ。ちょっと驚きました。

　なんだか嬉しいです。40代も、そんなに捨てたもんではありません。

　20年前への壮大な（？）時間旅行に出かけるつもりが「ここ１～２年のプチ時間旅行」になりました(￣∀￣；。

　アメ横の串刺しフルーツ、不忍池の散歩道、昭和30年代ムードの居酒屋、下町風俗資料館、西郷さんの銅像、レストラン聚楽、タイスキレストラン、カプセルホテル。

　たくさんの想い出がつまった街、上野。僕にとって第二の故郷です。これからも良い想い出が作れるといいな～。

　リベンジしたいことも、たっくさんあるのです。例えば僕は上野公園で桜を見たことがありません（いつも早いか遅いかなのです。今年は遅かったです・涙）。他にもアメ横のばくだんとか、不忍池のボートとか、聚楽のビールとか（笑）。


　なんてリベンジの計画を練っていたら、乗る予定だったイブニングライナーに遅れました。えっと次のイブニングライナーは40分後か・・・。

　くそっ(^^;)。