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2010年11月25日
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カテゴリ:旅日記・お出掛け




旅の一日目。


当初、出雲へ行くと決まった時、
メインで行きたい場所は出雲大社だけだった私。

・・・というか、出雲大社しか有名な神社を知らなかったのです^^;

でも、色々と調べるうちに、神話や神社同士の古くからの繋がりなどを知り
それらに関わる神社も是非行ってみたいなぁと思うようになって
気がつけば、結構な数の神社を回る計画を立てていたのでした^^;


今回、私たちがご挨拶に伺った神社は、
神話で繋がりのある神様が祀られている神社がほとんどなので、

まずは簡単に神話のご説明を。



* * * * * * * * * * * * *



日本の国土を生み出したのは
「イザナギノミコト」と「イザナミノミコト」という夫婦の神様。

この神様は日本の国土をはじめ、
海の神や山の神、食物の神など多くの神を生み出しました。

そのイザナギの子供が、ヤマタノオロチの神話などで知られる「スサノオノミコト」。

そして、その彼の子孫である「オオクニヌシノミコト」
(スサノオノミコトの娘と結婚したので、父と子の関係でもある)が
日本国土を稲の実り多い豊かな国へと発展させ、
自分の息子や娘を全国に派遣し、その地を治めさせ、平和な日本となったのです。

ところが、「スサノオノミコト」の姉である「アマテラスオオミカミ」が
天界から豊かになった日本を見て、天界の神に地上を治めさせようと決め、
「オオクニヌシノミコト」に、国をアマテラスの子供達に譲るよう申し出ます。

「オオクニヌシノミコト」は、国を差し上げる代わりに、
自分の住む家を建てて欲しいと頼み、出雲に立派な宮殿を造って貰いました。

その立派な宮殿が、出雲大社なのです。

年に一度全国の神様が出雲大社に会議にやってくるというのは
全国に派遣された「オオクニヌシノミコト」の子供達が里帰りするため。

その際に神様達が今年一年の報告や
来年の予定の打ち合わせをするようになった・・・ということなのです。



* * * * * * * * * * * * *




・・・・というわけで、

この神話をふまえつつ、ここからようやく旅日記ですが^^;



まず旅の一日目、早朝に自宅から車で出雲へと出発♪

島根県に入り、緑多い山間へと車を進めると、
そこに、まず最初に行きたかった神社がありました。


それは、熊野大社。












ここは、出雲大社と並び、出雲國一之宮とされている神社。

一之宮とは、ある地域の中で最も社格の高いとされる神社のことです。

出雲大社はとても有名ですが、そちらと並ぶほどの社格とされている
こちらの熊野大社は、あまり知られていないようですね。
(私も調べるまで知らなかった^^;)

でも実は、出雲大社よりも格が上、とも言われているのです。



この熊野大社と出雲大社との関わりを伝える神事が今に残されていて、
毎年、出雲大社の宮司が、神事で使うための火鑽臼と火鑽杵を、
熊野大社へ借り受けに来る行事があるのですが、

その時、出雲大社が納める餅の出来ばえについて
熊野大社側が、苦情を口やかましく言い立てるという変わった決まりがあるのです。

言われる出雲大社側は、ひたすら謝り、なんとか道具を授けて下さいとお願いし、
ようやく渡してもらえる、ということなのですが、

この行事の流れからも、出雲大社より熊野大社のほうが格が上と受け取れます。




御祭神は、「伊邪那伎日真名子 加夫呂伎熊野大神 櫛御気野命 
(いざなぎのひまなこ かぶろぎくまのおおかみ くしみけぬのみこと)」。

これは、スサノオノミコトの別神名とされています。

つまり、出雲大社に祀られている、オオクニヌシノミコトのお父様。
・・・ということは、やっぱりこちらのほうが強そうな感じありますよね(笑)




上の写真はニノ鳥居。

一ノ鳥居は道路沿いにたっており、
そこから100mほど先に進むと、この鳥居があります。










この二ノ鳥居をくぐると、
大きな川が流れており、

そこに朱塗りの橋が
渡してあります。

川のせせらぎを聞きながら
橋を渡っていくと、

少しずつ、
神聖な空気を感じて、

わぁ、いよいよだ~、
と、ちょっとドキドキ。

橋の奥に小さく見える、
三ノ鳥居をくぐると

そこから境内の中へ。











数段の階段を上っていくと・・・・・















狛犬さんが、お出迎え。

左に見えているのが、神門です。


その神門をくぐると・・・・・











真正面に、拝殿。

この奥に本殿があり、神様が祀られています。



この両脇に、イザナミノミコトと、クシナダヒメノミコト(御后)が、
それぞれ祀られている神社も鎮座していたんですが、

いやー・・・・なんだか、
ちょっと近付くだけで、気後れしてしまうような
そんな、凛とした感じがありました。

でも、きちんとご挨拶して、しっかりお参りしてきましたよ。












私たちが行った時は、丁度人が誰もいなかったので、
ゆっくり見て回ることが出来たんですが、

静かな空気の中にも、
とても力強い気を感じたというか・・・・・。

身が引き締まる思いもありつつ、
でもすごく心地よかったりもして。

あぁ、すごく気持ちのいいところだなぁと感じました。












境内の奥には、荒神社と、稲荷神社もあり、

木々に囲まれて、とても気持ち良い空間でした。





熊野大社で、お参りした後は、車に乗って、次の神社へ移動しました。






* * * * * * * * * * * * *





向かった先は・・・・神魂(かもす)神社。

この神社の本殿は、日本最古の大社造建造物で、
国宝に指定されている神社です。

アメノホヒノミコトがこの地に天降って創建したと伝えられており、

主祭神は、イザナミノミコト。
夫のイザナギノミコトを合祀してあることから、縁結びにも御利益があるとか。




いやー~・・・・ここもすごかったです^^;











こちらは、二ノ鳥居。

大きな道路沿いに
神社への入り口があるんですが、

この鳥居の奥から
空気がガラッと変わるような

そんな雰囲気を持っていて
ちょっとドキドキ。




恐る恐る
鳥居をくぐると・・・・






木々に囲まれた
石造りの階段が続く参道。


もうここから
既に神聖な気が
漂っているよう。

とても清々しくて
気持ちいい^^



そんな気を感じながら、
ゆるやかな階段を
ひとつずつ上がっていくと、



その先に見えてきたのは・・・








お清めをする、手水舎。


柄杓が竹から作られていて、
水を受ける岩にも苔がびっしり。

こんな古い形の
手水舎って初めて見たので、

この神社の歴史を感じて
ちょっと感動しました。


ここでしっかりお清めをして、
右側を見ると・・・・・








急な階段の先に、
拝殿がのぞいている!



その神々しさに、

ぞわわわわ~・・・・
と、緊張が走った私。

これ、この眺め、
すごくないですか??


階段の先に
神様がいる!と実感して
更にドキドキしました。











階段を上がっていくと・・・・・。














少しずつ見えてくる、拝殿の姿。


近付くにつれ、その神々しさは増して、
ただただ、すごい・・・・と思っていました。



びびりつつ、階段を最後まであがると・・・・・












こちらが拝殿、その奥に本殿が見えます。


いやー・・・・すごい雰囲気でした。

言葉も出ず、ただただ見入るばかり。












こちらの神社も、人がいない時に行くことが出来たので、

境内の空気を、しっかり感じることが出来ました。


こちらにも、稲荷神社など、
多くの境内社が鎮座してあったんですが、

その場のエネルギーのようなものに
圧倒されてしまったのか、写真撮るのを忘れてしまって^^;

後になって、そういえば写真あんまり撮ってないじゃん!と気づき、
国宝の本殿とか、もっとちゃんと間近で撮っておけば良かったー!と、
ちょっと残念に思ったりしましたが、

まぁでも、あの神々しい気は、しっかり感じてきたので、
それだけでも行って良かったなぁと思っています。



この日の天気は、あいにくの雨模様だったんですが、
熊野大社でも、神魂神社でも、境内の中に入ると雨が上がってくれて、
帰ろうと車に乗り込むと、再度降ってくる感じだったので、
あまりのタイミングの良さに、ちょっとビックリ。

青空が見られなくて残念だったけれど、
でも雨が止んでくれただけで、かなり有難いことですもんね。

神様、ありがとうー!^^
と、お礼を言って、次の目的地へと向かったのでした。




・・・・・というわけで、長くなったので、今日はここまで。



次回は、一日目の続き、
夫婦和合の神社と、可愛いうさぎさん達をご紹介しますね^^

















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Last updated  2010年11月25日 17時36分38秒
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