The great Maestro Sachio Fujioka, 10 Feb. 2014
プログレon クラシックを指揮した藤岡幸夫さん。関西フィルの首席指揮者で、大河ドラマ平清盛の指揮でも有名
Photo:©Shevaibra, Courtesy of Maestro Fujioka
プログレ on クラシック
〜ビックカメラpresents〜
藤岡幸夫<指揮>
荒井英治<ソロ・コンサートマスター>
東京フィルハーモニー交響楽団<演奏>
プログレ on クラシック第1章
2月9日(日)
東京池袋 東京芸術劇場コンサートホール
15:30 〜 16:30
キング・クリムゾン:21世紀のスキッツォイド・マン〜『クリムゾン・キングの宮殿』
キング・クリムゾン:エピタフ(墓碑銘)〜『クリムゾン・キングの宮殿』
ジェネシス:ウォッチャー・イン・ザ・スカイズ〜『フォックストロット』
ピンク・フロイド:虚空のスキャット〜『狂気』
イエス:危機〜『危機』
***
プログレ on クラシック第2章
2月9日(日)
東京池袋 東京芸術劇場コンサートホール
17:30 〜 18:30
ピンク・フロイド:クレージー・ダイヤモンド(全曲)〜『炎〜あなたがここにいてほしい』
ゴブリン:サスペリア〜『サスペリア』
エマーソン・レイク&パーマー:タルカス〜『タルカス』(編曲:吉松隆)
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楽しかった〜
何がってあの荒井さんのノリノリ演奏。(^^)
こんな荒井さん見たことないです。
こんな世界があるとは知らなかった。
ゲーム音楽のオケ演奏は流行っているけど、
プロレッシヴ・ロックのオーケストレーション版があるとは知らなかった。
いや~プログレって現代音楽だね(笑)
ストラヴィンスキーやプロコフィエフは思いっきりプログレだね(笑)
会場内マイクだらけ。弦の前に第一ヴァイオリン第二ヴァイオリンヴィオラチェロの前にそれぞれ1本ずつマイクが立っている。これレコーディングでしているのでしょうか?だったら楽しみ~
ロバートフリップとキースエマーソンとロジャーウォータースとジョンアンダーソンに聴かせるために録音しているのかな?
お客様も普段のクラッシックファンとは異なりファミリーとか若い男性~中年の男性が多いです。
オケが入ってきますがみんな笑顔です。
よほど楽しいんでしょうね。
指揮者の藤岡幸夫さんは舞台に入ってくる時よっしゃあ!と気合を入れて入ってきます。
すごいオーラです。
まさに指揮者キャラです。(笑)
プログレ on クラシック第1章
キング・クリムゾン:21世紀のスキッツォイド・マン〜『クリムゾン・キングの宮殿』
21st century schizoid man
これがいきなりすごい迫力でした!
大好き!
グレッグレイクの歌がなくて成立するのかな?と思っていましたが、
スゴイ!の一語です。
完ぺきかましてきました
大迫力
ヴィオラのソロ
そしてコンマス荒井さんと第二ヴァイオリンの首席の2人の演奏
これがもうたまらん!
すごくJazz ぽい!
キング・クリムゾン:エピタフ(墓碑銘)〜『クリムゾン・キングの宮殿』
そしてエピタフです。
がらっと変わって久石譲のような世界です。
トランペットがすばらしいです。
comfusion will be my epitaph
というテーマ部分は
Hrnのソロです。
ヴァイオリン、コンマス荒井さんのソロがすごいです
そしてピアノ
この繰り返し。
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ジェネシス:ウォッチャー・イン・ザ・スカイズ〜『フォックストロット』
ジェネシス、やはりトランペットがすばらしいです。
小太鼓がリズムを刻む。
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ピンク・フロイド:虚空のスキャット〜『狂気』
これもうたまりませんでした!
原曲のけだるいウワーーンという部分を金管で表現しています。
荒井さんがスキャットの部分をヴァイオリンで表現します。
これがもうたまらん。
荒井さんもすごい演奏ぶりでまさに荒井ワールド。
もう釘付けでした。
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イエス:危機〜『危機』
これは大曲でした。
トランペットがファンファーレのような天からの響きのような美しさです。
最後の最後の方にやはりありました!荒井さんのソロ(笑)
しびれますな~
ここで一部終了。1時間休憩で客の入れ替えあり。
アレンジャーの清水研作さんが紹介されます。
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第2章
ピンク・フロイド:クレージー・ダイヤモンド(全曲)〜『炎〜あなたがここにいてほしい』
""Shine On You Crazy Diamond"
第2章からトランペットのソロ奏者が1部の人と変わったんですけどこの人も神のようにうまかったです。
ペットのソロがすごくかっこいい~~
第一第二ヴァイオリンと、ヴィオラチェロの低音の弦との掛け合いがあります。
最後にホルンしめます。
うまいなあ~~
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ゴブリン:サスペリア〜『サスペリア』
これもプログレだったの?
最後は美しい女性の悲鳴で終わるドッキリヴァージョンです。
サスペンスが鉄琴で表されます。
ここでアレンジャーの田中祐樹さんが指揮者によって紹介されます。
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エマーソン・レイク&パーマー:タルカス〜『タルカス』(編曲:吉松隆)
大曲です。
この曲はマリンバがメインです。
オケがすごく鳴ります。
でっかい、巨大な音の塊です。
編曲者が違うとがらっと曲の印象が変わってくるのがおもしろいです。
この曲は大河ドラマの平清盛の挿入歌とのこと。
EL&Pが大河ドラマとは!そういう時代になったんですね。
大迫力!
終わって大ブラヴォーが出ていました。
とってもうれしそうなコンマスの荒井英治さんと
各楽器のパート別に賞賛していく指揮者の藤岡幸夫さん。
東フィルの各パート、最強でした!
これでこそ日本のクラシック業界における新しい試みなのではないかと感心してしまった私なのでした。
お疲れさまでした~~