テーマ:ザ・同人ライフ(824)
カテゴリ:BJ
事あるごとに「先生、あいしてゆ。」と言葉を紡ぐピノコ。
その愛ってどういった形?…とまた意見の分かれる所でしょう。 インプリンティング、ファザコン? 男女間の愛というより、恋に恋する乙女みたいなものかな…?? ……時折、母性愛に似た庇護欲みたいなのも、彼女から感じる事もあるのですが。 ピノコは、他人の感情を酷く敏感に察知する所があると思います。 (人だけでなく、犬まで?) 脳腫としての18年間は、想像を絶するものがありますが、姉自身の感情の起伏や、 外界の人間同士の感情の遣り取りを、深く感じ取りながら育ったのでしょう。 「あの子はコンプレックスが強くて、手に負えない。」なんて養父に言われてましたが。 そりゃあ、18年も存在を否定され続ければ、劣等感も強くなりますわな(TдT) そんなピノコが、すっと黒男の懐に飛び込めたのは、やはり黒男がコンプレックスの塊りだから。 他人に理解されない苦しみも、『気味が悪い』と嫌悪される気持ちも、 ピノコが誰より理解出来るはずです。 きっと、黒男の中に渦巻く憎しみも、感じ取っているのかも。 ピノコも肉親から、周囲から見放され、どれだけ人を憎んだかしれません。 ただ、ピノコの憎しみは外界に救い出された時から、救い主に応え、懸命に生きようと する力に変換されたように思います。 種々引きずっている黒男と、その辛さを少しでも和らげてあげたいと寄り添うピノコ。 時には身体を張って、命をなげうってでも力になろうとする姿勢に驚かされます。 その思いの強さは、存在することを初めて許してくれた人に対する、揺ぎ無い信頼。 それをどんな形の愛か、当てはめることは難しいですね。 出来るなら、女としての幸せを手にしたいと願うピノコは、 生き急いでいるようにも見えます。 やはりその命が、存在が、危ういもののように感じるからではないでしょうか。 「ピノコもいつかは結婚するんだ」と黒男は言いますが、何と言ってもピノコの命と未来を握っているのは彼。 作り物の身体が、いつか人間になる事を願うピノキオのように。 唯の普通の幸せが、なかなか手に出来ないピノコは儚い存在だと思います。 そんな所が、彼女に色気を添えている気が……。 『あらしのよるに―恋愛論―』中の「セックスアピールは生への執着」というのも頷けます。 ………とここまで書いてきて。 結局、黒男とピノコは根本が似ていて、なかなか他人を受け入れられない閉塞的世界で互いを支え合ってるように見えます。 個人的趣味の見解ですが(^_^;) ただ、ピノコ側から見ると、彼女の劣等感も丸ごと受け止めて、全てを必要としてくれる男性が現れれば、あっさり黒男の元を去りそうな気もします。 女性は新しい恋をすれば、昔の恋をあっさり忘れられるそうだし。 ……今回、考えれば考える程分からなくなってきたので、この辺で終わりにします _| ̄|○ il||li オーガニック tezuka moderno labo. テヅカモデルノラボ. ピノコ(予約:6月下旬→7月発売予定... 先日、モデルノの絵本を見かけて。 シーソーしているジャピノのあまりの可愛さに、本気で購入を迷った私(爆) いや、でもこの絵本の本当の対象年齢は3才までだろ……。高いしな絵本。 しまっとかないと、子供に汚されるしな。 やっぱ、オタクとして買うか…激しい葛藤に襲われる私。まだ買ってない…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.02 01:21:13
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