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旅好きペンギンノート

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2006.08.24
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パークホテルフィッツナウはあまりに素晴らしく、お客様から次々に電話がかかりその部屋を見て欲しいと言われ、これまでのハンディを一気に挽回したかのような盛り上がりを見せたのでした。
おみやげも買ってしまいました。エッグスタンド

このエッグスタンドはペンギン家で愛用中のものです。

スイスではいつも、家庭用の雑貨、特にキッチンに置くかわいいものを買ったりします。
【海外おみやげ】[スイス]鍋敷1コ
チーズフォンデュセット TPB-50スイスからやってきた色とりどりのキッチンクロス。ハーフリネンです。かわいい牛くん模様が刺...



さてしかし、ツアーも6日目。
勘弁してくれと言いたいところですが、きょうはこれから、またまた新たなヒヤリ!に見舞われることになるのです。
なにも起こらない時は何も起こらないのに、続く時は続くものです...!

きょうの予定は、ホテルから53キロの道程をチューリッヒの空港に向かい、13:30分発のOA132便(オリンピック航空)でアテネに向かいます。
到着予定時刻は17:00ちょうど。
そのままバスの車窓から観光し、宿泊はアテネのグランドブルターニュ
このホテルはシンダグマ広場の前にあり、古い造りなのですが、130年の歴史を誇る良いホテルなのです。そしてこのホテル内のレストランで夕食という、移動のみの日程。
さぁ、きょうは何事もないように!スムーズにいきますように!頼むよ!頼む!

チューリッヒのグループチェックインはスムーズに進み、エスカレーターで下に下りるとお土産屋さんがあります。ゲート前にも売店、お酒やチョコがこれでもか、と並んでいます。

シートアサインはしませんでした。もともとOA側からシートアサインの表をもらわなかったので。
たまに自由席のことがあるので、そうなのかと聞いてみるとやっぱり自由席でした。
搭乗のアナウンスがあり、機内に入ります。
赤いシートがノースモーキングで、緑のシートがスモーキングシートです。皆走ることもなく、淡々と着席します。

機内はもうすでにギリシャでした。
明るい音楽が流れ、それもいかにも異国情緒を刺激するような...。
スチュワーデスの女性の方は、マニュアルモードの接客ではなく、満面の笑みでスナックの入った籠を肩の上に高らかに上げて腰を振って歩いたり、パフォーマンスで機内は大笑いでした。
想像してもみて下さい!JALの、あるいはANAのキャビンアテンダントがこんなことをするなんて考えられますか?
場合によっては『機内で調子に乗り、我が航空会社の品格を下げた』なんて始末書かもしれません。
こんな時、あぁ、ギリシャへ行くのだな。こんな遠いところまで来たんだな。と感慨深いものがあるのでした。
パリ、ロンドンあたりまでは、なるほどそうかそうか、という感じなのですが、イタリー、ギリシャ辺りに来ると、本当に異国にやってきたな、といつも思います。

OA132便は定刻の30分遅れでTAKE-OFF。
機内食はおいしいチキン、サラダ。デザートはタルトです。
と、そこまでは良かったのです。

ん?今なんか、聞き捨てならないアナウンスが入りませんでしたか?
信じられないのですが、アテネへのダイレクト便だったはずのこの飛行機、これからベルギーに向かうというのです。
まさか、そんなぁ...!な、なんでなの?焦りで喉がカラカラになり、頭には血が上り、さっそく先ほどの愛嬌たっぷりのスチュワーデスさんに理由を尋ねると、彼女はすっかり真面目モードに入っていて、緊張した声で「今は言えない」と言うではありませんか。

スワッ!ま、まさか、ハイジャック?

ハネムーンのお客様も、早々に英語によるアナウンスに反応し、「ペンギンさん、なんで!!??」と救いを求めてきます。
平和だったのはおばさま3人組だけ。「どうしたの、みんな」なんてキョトンとした顔をしています。

私のミスではないはずです。ちゃんとアテネ行きの便に乗ったはずだし。
ベルギーったって、着いた後、またどうしろっていうのでしょう?

話は逸れますが、ペンギン添乗員の史上最大のミスは、中国にて、行き先の違う飛行機にお客様を乗せたことです。
たまたま席の配置も同じでスムーズに座り、離陸前のアナウンスを聞いていたら、西安に向かうはずなのに、しきりに機内アナウンスが「チンタウ、チンタウ(青島のこと)」と繰り返すのです。
中国語はわからなかったのですが、さすがの私も変だなと気付くと、もう一つのアメリカ人のツアーの男性添乗員が血相を変えて自分の所のお客さんに「降りろ!降りろ!」と叫んでいました。もちろん、うちも降りました。
当時の(18年くらい昔でしょうか)中国には搭乗案内の空港アナウンスなんてものはなく、地上係員の女性の方が小さな黒板に白墨で搭乗案内をサササッと書いて、あっと言う間に黒板消しでパッと消してしまう、というような、そんな信じられない方法だったのです。
なので、中国の飛行機に搭乗する時は、通常、ギリギリまでセンディングの中国人ガイドさんが来てくれていて、二人で慎重に確認していました。ガイドさんとは搭乗口でお別れ。
それで、乗るほうの私達も場合によっては、ほかの飛行機のプロペラが、ま近でブンブンまわっているようなそんな所を、自分で安全に気をつけながら目的の飛行機まで歩いていく...みたいなそんな世界だったのです。
なんて、言い訳じみているけれど、この話は本当です。

さて、私達の乗ったOA便が、まったくの想定外のベルギーに到着し、全員機内から出されました。
そしてベルギーで停機すること1時間。
空港職員に何回も理由を尋ねたのですが、ラチがあきません。
また、他ツアーの添乗員が自然と一箇所に集まってきました。
「一体、どうなっているんですか」
皆でヒマにまかせて身の上話を始めると、偶然かどうか、どの添乗員も「まったく、今回のツアーは散々なんですよ」というような話をしていました。

再び機内に乗るように、とのアナウンスで戻りました。
すると、機内アナウンスで「労働時間の関係だ」というような説明がありました。
労働時間の関係で違う国に行く?そんなのアリなのですか?
この騒動のおかげでアテネの空港着が夜の10:30でした。
そして、ホテルグランドブルターニュのレストランで、全員で深夜のディナーにビーフストロガノフと、デザートに舌がひん曲がりそうに甘い、お砂糖がザリザリと残るケーキをいただいたのでした。

さぁ、明日はまた早起きでエーゲ海クルーズです。






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Last updated  2006.08.24 20:49:55



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