カテゴリ:株式投資
免努苦齋さんが面白い問いかけをされて来たので、
ここで5つの質問に対して答えます。 問題提起、有り難うございました。 ヴァリュー投資家に対する5つの基本的な「そもそも」質問 1 そもそも、ヴァリュー=価値とは何ですか? A.基本的には買収する際にかかる費用だと思っています。 それを株数で割ると適正価格となります。 買収価格は買い手によって変化するので 厳密には決められませんが、 適正な価格帯というものはある気がします。 2 そもそも、ヴァリュー=価値という 実体は存在するものと考えますか。 存在するというのであれば、 そう考える根拠は? A.M&Aの局面でその存在が顕在化すると考えています。 最近は安値でのMBOが流行になっていますがね。 3 そもそも、ヴァリュー=価値が計量できる と考えるその根拠は? A.資産の査定は比較的簡単に説明できますが、 収益力の査定はその測り方によって 値が異なったものとなりますね。 ファイナンスの考え方からは 将来得られるキャッシュフローを現在価値に置き換える DCF法が一番理にかなっていますが、 割引率の設定方法など不確定要素を 排除する事は出来ません。 ですがそれ以上の計量方法も無いですからね。 4 そもそも、株価は、 短期的にであれ長期的にであれ、 最終的にヴァリュー=価値に 「収束する」と考えるその根拠は? A.市場は大多数の投機家と少数の投資家で 成り立っていると思います。 投機家の動きは感情に左右されますが、 投資家の動きは価値に左右されます。 ですので普段は感情が市場を支配していますが、 大衆が常に強気であり続けることや 常に弱気であり続けることは不可能なので 感情の絶対値がゼロになった時点で 価格は価値と一致すると考えます。 5 そもそも、上記のような議論は、 実際のヴァリュー投資という行為に対して、 どの程度の意味がある(ヴァリュー) と考えますか? A.メンタル面の強化として上記のような議論は役立つと思います。 価格が下落しても上昇しても軸がぶれない事が 投資において最もコアなファクターですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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