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カテゴリ:株式投資

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スノーボール~ウォーレン・バフェット伝~上下巻を読みました。



はっきり言って、かなりのボリュームで

途中でちょっと

イヤになったりもしましたが、


何とか読み終えることが出来ました(^^;



その内容は、

このサイトを見ている人ならば知らない人はいない

バフェット様の生い立ちからほぼ全財産を寄付するまでの

まさに全人生をこと細かになぞってあります。

著者のアリス・シュローダーさんは

5年もかけてバフェットに密着取材を行い

全ての手紙やビジネス記録を見せてもらったとの事ですから、

まあとんでもない執念です。





投資のことをあまり知らない人がバフェットの事を聞けば、

『株で何兆円も稼いで楽しやがって』

『そんなの運だけでしょう』


なんて思うのでしょうが、

そんな人には是非ともこの本を読ませてあげたいですね。



彼の生い立ちは母の愛情を感じないまま育ち、

それを埋めるために6歳の頃からひたすら金儲けのみに

執念を燃やして青年期を迎え、ただモテない自分に

コンプレックスを抱いているという印象でした。


20歳前後より株に興味を持ち始め、

ひたすら鬼の様に各種書類を全て読み尽くして

それを全て暗記しているという異能ぶりを発揮し、

大学生の頃にベンジャミン・グレアムの講義を受けたときには

著書について著者よりも

本の内容を理解していたというから驚きです。



大学を卒業後暫くするとグレアムの事務所に勤め、

グレアム引退後暫くして投資パートナーシップを立ち上げ

それからは複利でひたすら資金を増やしまくるのですが、

初期の頃はグレアム流の『シケモク投資』

を踏襲して

単なる株券の売買をするのですが、

ある程度の資金量(現在価値で100億円以上)

になってくるとそれも難しくなり、

PBRが1倍を大きく割れた本業に問題のある会社~

風車会社、繊維会社、小売業などを

ハゲタカ風に買収して

色々とトラブルに巻き込まれています。

その中の一つが繊維会社でありバフェットの人生における最大の失敗である

『バークシャー・ハザウェイ』であって、

その名前が現在のバフェットそのものとさえ言えるのが

何とも皮肉なものです。


その後、本業のさえない敵対的買収に限界を感じ

チャーリー・マンガーとの出会いもあって、

資金量が現在価値の数百億円くらいになってから

純資産を重視しない成長株投資

に切り替えて行きます。

方針転換後、最初にして一番の成功例が

かの有名なアメリカン・エクスプレスに対する投資でした。


中年になって資金量が5000億円以上になってくると、

その投資手法も難しくなり、

誰もが逃げ出す様な本業に問題のある会社を底値で買って

経営陣を入れ替えて相当なテコ入れをしてから

数年後に利益の出る企業に仕上げるという

常人では到達出来ない域の投資手法

へと変貌を遂げています。


なかでも印象的だったのは、

新聞社の買収ではライバル会社の訴訟による営業制限と

労働組合のストライキに見舞われて

倒産を覚悟したというエピソードと、

ソロモンブラザーズの営業停止を

差し止めるための全力投球ですね。


老年期になっても衰え知らずに資金を増やし続けるのですが、

あとは寄付のことしか印象に残りませんでした。

とにかく幾度となく修羅場をかいくぐり

何回も裁判沙汰になっている人生を見ると、

金儲けは簡単ではないと心から思いますね。



しかし、相場が好調になってくると調子に乗って

『バフェットを超えるの簡単です、
デヘヘ』


などという輩が今後も出てくるのでしょうが、

バフェットの投資スタイルの変遷を知れば

そんなのはアホそのものだとこの本を読めば分かります。



投資に関して言えば、

彼は全く次元そのものが違うスーパーサイヤ人であって

常人の域から遥か彼方の存在ですね。

彼のような生き方は普通の人間には到底不可能であり、

ちょっと相場で儲かったからといって勘違いして

彼を真似しようとすると不幸になるのでしょうね。




あと、彼の私生活についても細かく書かれているのですが、

こちらの方はイメージと違って結構乱れていると思いました。


ワシントン・ポストのキャサリン・グラハムと

仲良くし過ぎたために夫婦生活に亀裂が入り、

奥さんのスージーとは47歳のときに別居生活に入ったこと。

以後スージーが無くなるまでの27年間籍を抜かずに

別居したのですがバフェットは別の若い女性と暮らし、

スージーの方にも何人か愛人が居たこと。

3人の子供がそれぞれ離婚・再婚を繰り返していることなど、

結構色々と問題のある一族なのですねぇ・・・

まあ、そこら辺はバフェット一族も生身の人間という事でしょうか。




以上、投資で儲かって

有頂天になっているときにお奨めの2冊でした。





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最終更新日  2010.05.21 23:50:06
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