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テーマ:城跡めぐり(1258)
カテゴリ:城跡と史跡(福岡編)
福岡や北九州がずっと近くなり、関門海峡を気軽に渡って何度か訪れたのですが、実は城めぐりで福岡県を訪れたのは初めてです。
小倉城本丸大手門 ちょうど桜が満開の時でした。 小倉城は海と水堀に囲まれた曲輪が連なり、当時の縄張りを見ると水城のような感じがします。 本丸にはいくつも門があり、いずれも石垣で囲まれた枡形門になっていました。 槻(けやき)門跡 藩主や公儀役人など、一部の人しか通行が認められなかったそうです。 北の丸から本丸に通じる多聞口門跡 当時は渡櫓があったのだと思います。 本丸周囲の水堀 やはり石垣の築城では西日本に軍配が上がります。 本丸に上がってみると、満開の桜と花見客で埋め尽くされていました。 本丸には天守が建っていますが、当時は南蛮造りの天守だったようです。 復興天守内部にある縄張り模型 現在の天守は当時の外観とは異なる復興天守で、千鳥破風を備えています。 こちらの方が天守らしいのでしょうが、天守台が立派なだけに「外観復元でよかったのでは?」と思ってしまいます。 小倉城天守台 さすがに天守に登ると縄張りがよく見渡せました。 下屋敷庭園 北の丸 本丸 現在の小倉城は1602年に築城されたもので、築城主は関ヶ原の戦いの功で筑前に入った細川忠興です。 1632年に細川氏が肥後熊本に移封になると、播磨明石城から小笠原忠真が15万石で入封しています。 幕末1866年の第二次長州征伐の時、幕府軍の先方にあった小倉藩でしたが、長州藩の圧倒的攻勢の前に窮地に陥り、自ら火を放って小倉城を放棄しています。 思えば去年も桜の季節に城跡を訪れたのですが、昨年はたまたま出張中に立ち寄った徳島城でした。 去年の桜の季節には、夏の終わりに台北に赴任することなど思ってもいませんでしたが、台北にいる時は日本のしかも九州で桜を見るとは思ってもいませんでした。 来年はどこになるのでしょうか。 日本城郭協会「続日本100名城」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/07/07 03:01:21 PM
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