2024GW雨の休暇...石垣島編
今年のG.W.は、三連休と四連休の飛び石であるが、有給休暇で三日埋める勇気があれば、大型連休である。 天気予報は、雨のち曇り、又は雨であったが、勇気を出し、石垣島へと羽田に向かう。 ジギング船の乗合を予約しようとしたのだが、三つの船に問い合わせし、一同皆、餌釣とのことであり、レンタル・タックルや仕掛や餌がセットであり、ファミリー向けとなっている。東京では、餌釣と呉越同舟することもあり、ジギングのできる乗合船はないのかと尋ねると、人数がいれば、チャーターとはなる。G.W.中は、ジギング船は予定なし。或いは、島北部の伊原間湾あたりまで行かねば、ジギング船は無いとのことであった。 ネットで時間を調べると、レンタカーで三十分以上かかる上、その付近は飲食店も少ないらしく、石垣港離島ターミナル付近で、素直に餌釣りの船を予約した。餌は、烏賊、鯖、あさり、とのこと。 ルアーは、岸壁や防波堤など陸っぱりとのこととなる。 石垣島の釣船業界のルールなのであろう。沖縄本島でもファミリー向けにグルクンのサビキ釣りをやるので、ジギングでの乗合はできないと断られたこともあり、観光地として、業界ルールは仕方のないことなのであろう。 朝は雨の天気が続き、半日の午後船に乗る。長潮でもあり、最悪の釣況。 プルプル、コンコンとあたりはあるのだが、のらない。「合わせはいらないんですよ。」とのことで、鈎を上げてみると、餌だけ消えていく。小魚の群れに餌がツッキ回されている様子。鈎を小さくすれば、小さい魚は掛かるのであろう。 キツネウオしか釣れないが、運良く、鈎を呑み込んでくれた。 キツネとかタヌキとか、有難くも無い名前だなぁと呟くと、緑の真ん中に黄色い縦縞があり、縞からのイメージで「こうこうせい」との呼び名が石垣島では付けられているとのこと。八重山高校のセーラー服をググると、襟に三本の線が特徴的で、これが謂われらしい。旧中、高女からの石垣の名門であり、新制になってから「こうこうせい」の名称は付いたのであろう。 小さいのでリリースすることにしたのだが、鈎を呑み込んでいて、なか乗りさんが短冊にして釣り餌になることとなった。こうこうせい 陸っぱりでルアーをキャストしてみることとする。 登野城漁港は石垣港の一部、或いは東に隣接して潮通しが良いとのこと。夕方、隣でジグを投げていた親子にヒーフチャー(矢柄)がヒットした。青矢柄でも赤矢柄でもなく真っ白い矢柄であり、ヘラヤガラであったのかも知れない。青矢柄のアルビノではないか、と訊くと、皆、首をひねっていた。 翌日、グラスボートで有名な川平公園に行く。グラスボートに乗ると、魚がいるわ、いるわ、うじゃうじゃ群れているのが、分かる。グラスボートで釣りというロケーションではないのだが、公園の南端に琉球真珠本店があり、ここから浜に下りれば、一応、釣りにはなるだろう。但し、天秤を付けた投げ竿で百メートル近く投げる必要がありそう。地元の人に訊くと、グラスボートは午後五時で終了するので、その後、或いは早朝、投げ竿を携えた釣り客が現れることになっているとのこと。天気が良ければ、夕日も美しいとのことであり、午後五時過ぎに百メートルぶん投げる用意が必要である。 宮良川は、石垣市街から空港へ向かう途中に河口のある石垣島で最も長い川であり、宮良橋からは泳ぐ魚の群れを見ることができる。川に沿ってマングローブが群生しており、メッキやマングローブ・ジャックが釣れるらしい。岸辺に小さい穴が幾つもあり、シオマネキを見学して、撤収。カヤックをしているので、釣りツアーに入るか、カヤックの前後の時間に釣るのが、安全であろう。 ´80代から航空会社を中心とした観光キャンペーンで観光産業の歴史のある石垣島では、宿泊施設、土産物屋、飲食店も多くあり、コンビニも沢山ある。勿論、PASMOは使えないが、路線バスがクレジットカード決済できる工夫には感心させられる。 生憎の潮と天気ではあったが、世界遺産の西表島が近いのも石垣島の魅力であろう。 帰路、石垣空港でナマコ、モズク、山羊汁と地ビールで搭乗待ち。飛行機で爆睡した。