|
カテゴリ:朝ドラ「つばさ」
恐れていた通り、第3幕は、千代さんが飛び入り参加して、お蔦役をやりました。 本来は、第3幕『お蔦の最期』、またつばさに戻る予定だったようです。 2幕で、加乃子さんだったのに、また、若いつばさに戻るというのも変ですね。 2幕に続いて、加乃子さんがやるのがベストだったと思います。
つばさ「どんな過去だって、そこから目を背けてたら、何も始まらない。 葛城さんもおばあちゃんも昔のことから目を背けてる。 それをなんとかして欲しいの。 おばあちゃんにも自分の人生を肯定して欲しいの」
ご立派な意見ですが、全然、練習してなかった千代さんがやるというのは、無茶な話。 だったら、もっと早く、千代さんを出すよう計画すれば良かったのに。 いきなり思いついたことを実行されても、回りは大混乱してしまうと思いますが・・・ 厳しい演出の佐知江さん、 佐知江「私もそういう無茶、嫌いじゃないんだ」と、あっさり了承しました。 玉木家のための学芸会のような芝居になってしまいました。 スポンサーのついた、ラジオで中継する物なのに・・・
プロの役者じゃないんだから、いきなり出たら、誰だってうまく行かないでしょう。 でも、誰も文句を言わず、協力してくれました。 千代さんを客席から連れて来たり、カンペ(セリフの字幕)を書いたり・・・
め組の惣助(カシラ)「俺より若い・・・若いあんたが死ぬなんて、そんな馬鹿なこと言うもんじゃねえよ」というセリフ、真実味がなくなってしまいました。 お蔦、トシを取り過ぎですね(苦笑)
そして、途中から、千代さんも、カンペも見ないで、やはりアドリブ。 まあ、アドリブ、言わないと出演した意味がないでしょうね。 脚本家は、ここで、千代さんに本音を言ってもらいたかったんだから。
真瀬さんは、千代さんにも、うまく合わせてくれました。 真瀬さん、すごいです!
お蔦を捨てた主税(ちから)が、病床のお蔦に会いに来ました。 その主税に、お蔦は言いました。
私は、もし生まれ変わっても、また主税と恋をする人生を選ぶ。 あなたも自分の選ばなかった方の人生と比べたり、嫉妬しないで欲しい。 お蔦は幸せでした。
葛城さんは涙を流して、見ました。 自分に対して、言われていると気づいたのでしょう。 このシーンのバックに流れていた曲が、浪岡さんの作った曲だったのでしょう。 こちらは素敵な曲でした。 いつ、誰が、録音したのでしょう? まるで、クラシックみたいでしたけど・・・(市民オーケストラに頼んだのかしら?)
葛城さんは、浪岡さんの方も、チラっと振り返り、見ました。 浪岡さんも葛城さんを見ました。
そして、芝居終了後、葛城さんが浪岡さんに言いました。 葛城「いい仲間に恵まれたな」 葛城「せめて、初釜の日とお母さんの命日位は帰ってこい」 葛城さんと浪岡さんの件は、簡単に終了しました。
一つの芝居にいろいろ意味を詰め込み過ぎましたからね。 結局、メインは、玉木家女三代の自分の人生を肯定するための劇でした。 身内は、大満足。 スポンサーの葛城さんも当事者だったから良かったですが・・・ お客さんの反応と、ラジオで中継を聞いていた人達の感想はどうだったのでしょう? お客さんを無視した自分達による自分達のための芝居でした。 折角、いいセリフがあったのに、感動できなくて、残念でした。
来週は、「朝イチ豪快シュート」のパーソナリティのベッカム一郎(川島明)さんが登場するようです。 二郎さんの辛い話でしょうか? 頑張れ、二郎さん♪
直前1週間のレビュー 第78話[6/27(土)] 第79話[6/29(月)] 第80話[6/30(火)] 第81話[7/1(水)] 第82話[7/2(木)] 第83話[7/3(金)]
応援クリックよろしくお願いします♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[朝ドラ「つばさ」] カテゴリの最新記事
|