カテゴリ:埃だらけの洋館
幽霊目撃者1、2、3、4、5、6
ムーミンの御両親はお二人揃って真面目で、誠実で、寛闊で、優しくて、自慢の義父母だ。おとぎ話に出演する「心清き優しき老夫婦」そのままだ。 父上はここ数年軽い心臓病をかかえていらっしゃるが、母上は元気溌剌、活発だ。 その母上が、元配膳室のお手洗いに「出る」などと聞いていなかったのに、はち合わせてしまった。 「背が低く、小柄で、髪が茶色」など、元住人の話にぴったり合う。もっと詳しく聞いてみると、「服は茶色かこげ茶色で裾が長い長袖のドレス」だったという。またまたぴったりだ。 後で一緒に話し合っている内に、「家に初めてな人に限って現われる印象がある」という元住人の言葉も気になりだした。 アタクシは帰宅してからこのことを聞いて、ちょっと残念だった。他に何も出来なくても、仕事柄、取材だけは得意なのだ。目撃者にはすぐの印象を、ああだこうだ相談したりしない前に話してもらうのが一番適切な情報が得られる気がする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.09.05 07:00:51
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