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☆★☆季節の風☆Kazeのミステリ街道☆

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February 22, 2007
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カテゴリ:貸室あり

「なにを馬鹿な」
 杉本は血を吐きながらも、笑顔をつくった。
「刑事さん、ごまかされないでくださいよ。私はただ、彼女があんまり失礼なことをいうんで、ついかっとなっただけで…それに手錠なんて、逮捕状もとってないくせに、人権侵害だ」
「彼女がお前に何を言おうと、これは殺人未遂の現行犯だ。ここの防犯カメラに写ってるはずだ。忘れるほど、のぼせあがったな」
 宮蔵は言った。その声は、震え上がるくらい厳しかった。
 美雪は山奥の膝から起きあがり、杉本をにらみつけた。
「確かに失礼なことをしたわ。あなた、ウソばかりつくんだもの。あたしも、ウソを言ったのよ。総サマ、おとといは売り場に来てない。だけどどうして、そんなに怒るの?死ぬかと思った」
 彼女はむせながら続けた。
「この3ヶ月間、だれも街中を遊ぶ総サマの姿を見ていない。山奥さんやスナックの人たち、あたしや、デイドリームの従業員も。そして、あなた自身もね」
 美雪は口に手をあてて血をぬぐう店主の姿を見た。
(さっき顔に落ちてきた液体はこれだわ)
「あの人は遊び人だけど、役所勤めだし、それなりに常識ももっているの。お父さんが亡くなって3ヶ月、夜遊びをやめているなら、彼岸の直前なんて、なおさらできない。もっとも、おっといの晩、どこにいたかは判らないけどね」
 美雪はさらにつづけた。
「なのに、さっき村本さんの話を持ち出したとき、あなたはわざわざ、いつものハデな服を着てたと言った。刑事さんにもそう言ったのね。もうこれは、事件に絡んでいると確信して、わざとウソをついたの。そしたら、あなたは逆上した。…これ以上の自白はない。ピッキング防止器の話も、口からでまかせ。今夜マンションで、あたしをうまく始末したら、こんどはどこに死体を隠すつもりだったの?」
 杉本は美雪をにらみあげ、宮蔵に猫なで声で話しかけた。
「ウソですよ、刑事さん…。この人は少しおかしいんじゃないか。真に受けないで下さいよ、ほんと胃が痛くなるようなことばかりだ」
 彼はまた営業用の笑顔を作ったが、その小さな眼は笑っていなかった。
「おまえの言い分は、後でじっくり聞かせてもらう」
 宮蔵は言い放った。
 杉本は肩を落とした。
 カウンター内の、修理用に預かった靴を並べた棚に寄りかかった。
 山奥は、何年も同じ並びで店を営業してきた鍵屋の店主を眺めた。
「なあ、このタヌキ小路では、裏でなにをしようと、皆、たがいに迷惑はかけないって掟があったよな。それを、何考えてんだよ」
 悔しそうに唇をかんだ。

<つづく>

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 今日は起きるなり目がかゆくって、さっそくプロポリスを飲みました。
 まだ、花粉症ではないはず・・・なんだけど、毎年少しずつ症状が出てくるような気がします。
 
 その分、春先のようなお天気晴れでした。
 買い物に出かける途中で、ご近所の犬犬をパチリ。
 昼間、はじめて見ました。

wan1.jpg
カメラ目線うっしっし
 
 座っているのは、かんなくずのようなものが入っている袋の上です。
 ここが暖かいのかな?気持ちよさそう!

 空では、2羽のトビが廻っていました。
 ケータイカメラで、1羽を撮れました。

tobi1.jpg

 やっと姿がわかるくらいです。
 空の青が濃く、風もあたたかく、まだ2月だということを忘れてしまいました。
 つい気分が浮かれ、ATMATMでロト6を買ってきた。
 私には、このごろ末等も出ていない涙ぽろりロト、そろそろ何か当たって~~~w





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Last updated  February 22, 2007 05:46:20 PM



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