小沢氏けん制「仲間、大事にしないと」
民主党の小沢一郎元代表は8日、名古屋市長に再選した河村たかし市長と衆院議員会館の自室で約1時間会談し、「仲間を大事にしないといけない。そうでないと政権や党は運営できない」と述べた。執行部が検討する自身の処分方針をけん制した発言とみられる。両氏は減税推進で連携していく考えで一致した。
会談には愛知県知事に初当選した大村秀章元衆院議員も同席した。
小沢氏は名古屋市長選と愛知県知事選の結果について「2人とも強かった。選挙は勝たないといけない。民主党は2人を批判すればするほど票を減らしていた」と指摘。4月の統一地方選に関し「いまのままだと厳しい」と党勢低迷に懸念を示した。(共同)
[2011年2月8日22時12分]