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カテゴリ:風習
現在バイクで移動販売は田舎でしか見られない風景ですね。しかも、段々減っていく一方。画像のように、スルメ焼きは、バンコクの約50年以上の昔だったらどこの街でも車では入れない密集している住居地帯で人間が歩いてもすれ違いさえもできないところは、このバイク商人が物売りにくる。 スルメ焼き、アイスクリーム、新聞配達、綿飴、中華のやきもち、移動駄菓子屋等々。これらの移動販売業者の特徴は、中高年男性にしかいなかった。女性か若い男性はなぜかこの商売人にならなかった。自転車は遠くから来ると家の中にいても「お告げ」が聞こえる!チリン、チリンと鳴らしながら近づいてくる。特徴をもって顧客がわかるため、人によっては変った音を出す道具を工夫して鳴らす。吹きラッパ、手で押し鳴らすラッパ(押すところは膨らむゴム製で押すと音だでる)、鈴(風鈴のようなもの)、また、人によっては特徴な声を大きくだす。日本の「焼き芋」移動販売に似ているように、「焼き~イーモ」とか、古紙(新聞等)を求めてトイレットペーパー交換業者にも似ている。または、わざと「変革」の「音声」で言う東京の駅のアナウンス。注意よく聞かないか、聞きなれないと、何を言っているか全部聞き取れない! そのような「技術?」を唄いながら移動商人が通ってくることがわかる。 このスルメ焼き販売の形からタイでは悪戯質問にすることが、飲み会でよく聞く。聞いたことがなく分からない人には、解答を聞くと「悔しい。。」と笑いながら納得する。 画像を見てみてください。スルメが洗濯ばさみで3段になっている横棒に挟んである。このような上、中、下段の「列」は、それぞれのスルメのサイズが違って値段が違う。 しかし、この「列」では、タイ語で「テウ」と言うこともよくある。「テウナイ」はどの列?または、「どの辺り」、「どの辺」(場所を示す)にも意味ができる。「ソンテウ」とは?。。。(あの小型の、2列座席乗り合いバス)。 「どの辺りのスルメが一番高いか?」という質問で、このスルメ焼き移動販売が見たことがない人や、イメージがわからない人ならば、一生懸命タイのどこか、バンコクのどのエリア、地方のどこかが、値段が高いものを考えてしまう。実は、この自転車の後ろにあるスルメの列を示している。これならば、一番上の列が高いには決まっている。。(この写真は値札が中間列だけがはっきり見えるが、上段が肝心なところが隠されている)中段は一枚5バーツで、上段は3枚20バーツ。 このスルメ焼きが、焼き始まると香りがどこまでも広がる。焼いたらまた鉄製の手動で薄く引き伸ばす。そして、粗びきピーナツでとろとろの甘辛いタレをつけてくれる。この薄く挽いた焼きスルメの甘みがあり、タレなしでも結構美味しく食べられる。だから、一枚では足りない!3枚を2人でビールを飲むと丁度いい! 今では、「焼き芋」が未だちょっと早いですけれども、あの焼きスルメが懐かしい!
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