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カテゴリ:医療
割り箸事件については以前の日記に書いた。前回は刑事裁判だが、今回の記事は民事だ。刑事の方では一審ではすっきりしない理由で無罪となっているが、民事の方は明快だ。はっきりと過失はないと言い切っているようだ。私もそう思う。
割り箸死亡事故・賠償訴訟、遺族敗訴 親としてはどうしても医者を悪者にしたいのだと思う。そうしなければ自分が悪者になってしまうから。確かに至らない面はあったと思うが、これは不幸な事故なのだ。誰が悪いと言ってみたとて仕方がないことなのだ。 綿飴を咥えて走れば危ないのだが、それでも子供は走る。周りが注意すればと言っても、注意しきれる物ではない。転んで割り箸が脳に刺されば、やはり助からないだろう。医者だって、まさか脳に割り箸が刺さっているとは思わなかっただろう。もちろん、後から考えれば反省点はある。でも、それはその後の医療に生かしていくために反省するのであって、当事者の医師を弾劾するための材料じゃない。 刑事の方を含め、この件は終わりにすることが望ましい。 この記事に賛成してくださる方は、↓をクリックしてください。 全国から注目されているサイトが大集合!美容・健康・ダイエット人気急上昇ランキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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この被告ドクターの受けたダメージはもう取り返しがつかないですね。それについては誰も責任を取らないということに矛盾を感じます。
(2008.02.12 23:52:41)
過失を認定した上で過失致死罪を無罪とした訳の分からない刑事裁判よりも、過失を認定しなかった民事の方がまともな判決に感じました。仮に脳幹に刺さった割り箸に気が付いて処置をしても、助からなかったケースだということをちゃんと裁判所が判断できたってことですかね?
(2008.02.13 00:12:03)
お前に云えないさん、コメントありがとうございます。
巻き込まれると、誰も無事では済まないのでしょう。 被告に関しては、本当にお気の毒なことだと思います。 (2008.02.13 05:18:04)
wadjaさん、コメントありがとうございます。
「割り箸が刺さっていたことに気がつかなかったことは過失だが、気がついていても救命できなかったので無罪」というのが刑事裁判一審の論理で、「気がつかなかったことも過失ではない」というのが今回の民事裁判の論理のように思えます。 本当のところは判決文を読まないと分かりませんが。 (2008.02.13 05:36:08)
そのお子さんの命は、本当に悔やまれます。
あらためて、ご冥福をお祈りいたします。 『不十分な診察』のために亡くなられたのではなく、『不十分な安全管理』のために亡くなられたように思いました。 裁判をおこすこと・判決がでること、これで誰かが晴れたり浮かばれたりしたのかを考えてしまいました。 (2008.02.13 19:22:31)
Green-Noteさん、コメントありがとうございます。
確かに亡くなったお子さんは気の毒ですが、致命的な怪我は医療でも救えないし、滅多にない症例は診断も困難です。無い物ねだりは医療の崩壊を加速するだけだと、このご家族にも理解して欲しいです。 (2008.02.13 19:38:23) |