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先週は、夏休みをとって旅行にでかけましたが、
途中で御殿場のアウトレットにも立ち寄りました。 この期間、人民元の切り下げや天津の爆発事故がありましたが、 アウトレットは、中国人をはじめとした外国人で盛況でした。 人民元を切り下げたといっても米ドルに対して5%弱といったところです。 アベノミクスによる円安政策以前は、1元が12円程度だったものが、 今回の切り下げ前は20円程度だったわけですから、 多少の切り下げがあったとしても中国人にとって 日本製品がお買い得である状況は変わらないのでしょう。 そうはいっても海外旅行に来ているのにいきなり政府が 自国通貨を切り下げたら文句のひとつも言いたくなるかもしれませんが。 ところで人民元については、切り上げ・切り下げという言葉を使いますが、 円については上がった・下がったという言葉を使います。 これは人民元が、政府の管理相場制であるためでこれに対して円は、 市場における変動相場制であることが要因だと言われています。 ただし、変動相場制は、その前提として中央銀行が政府から独立している必要があります。 通貨を発行できる中央銀行が政府の指示で動くのであれば、 金融を緩和することで政府の通貨安政策を実現させることができるからです。 管理相場制も最終的には、これが可能だからこそ実現できているのでしょう。 ところでアベノミクスにおける政府と日銀の関係は、この関係に近いのではないかと思います。 このままいけば、近い将来、円相場についても切り上げ・切り下げという言葉が 使われるようになるのかもしれません。 中平英晴 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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