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カテゴリ:ドラマ系の感想
『亮吉 失踪』
内容 宗五郎親分(松平健)の跡継ぎ。。。 そのために政次(橘慶太)がやってきたと知った亮吉(中尾明慶)は、 翌朝。。。長屋を出ても様子がおかしい。。。 母・おせつ(広岡由里子)、妹・おうめ(下江梨菜)に心配されるが。。。。 そのころ、金座裏では、しほ(柳生みゆ)の人相書きを元に人捜しをしていた。 枕探しの女・おえい(長澤奈央)。 屋形船に誘い、男に薬の入った酒を飲ませたすきに、金を奪っていく女だった。 だが、どうも亮吉は上の空。。。他の手先から注意されるが、 そのまま、亮吉は金座裏を出て行ってしまう。 そんななか、大工の棟梁・彰五郎(山本紀彦)が弟子・磯次(西村雄正)を連れ、 金座裏の宗五郎のもとを相談に訪れる。 女に酒を飲まされた隙に、磯次が借金の証文を盗まれたという。 数日後、その証文を持ち、広小路の金貸しである讃岐屋善兵衛(阿南健治)が、 彰五郎の元は金の催促にやってきたのだった。 宗五郎親分は、讃岐屋を手先たちに見晴らせている間に、 彰五郎が借金をしたという小円寺を訪ねる。 住職の禅永(井手らっきょ)に金を貸して欲しいとカマをかける宗五郎。 だが、金貸しではないと拒絶されてしまう。 明らかに、何か怪しい。。。 磯次に禅永の人相書きを見せたところ、借りた住職とは違う顔だった! やがて、おえいが常盤町の宣太郎親分(石倉三郎)にしょっ引かれ、 そして磯次から証文を奪った女が、善兵衛の妾・おきぬ(磯山さやか)と判明。 そのうえ、讃岐屋への張り込みで、 磯次がニセ坊主の眼斎(大島宇三郎)に騙されていたことがわかってくる。 どうやら、 眼斎が妾・おきぬを偽おえいに仕立て、讃岐屋を利用し荒稼ぎをしていた!! そこで政次は宗五郎に提案する。 善兵衛とその妻・おたつ(宮田早苗)を眼斎の元に誘い出し。。。。。。 敬称略 枕探しを追いかける金座裏の宗五郎たち。 やがて、ニセモノの枕探しが暗躍していると分かってくる。 そこで宗五郎と、政次は、、、、作戦を立て。。。。 ↑ここだけ見れば、普通の時代劇である。 30分に詰め込み過ぎではあるが、 1つの事件を利用して、ニセモノを登場させるなど 時代劇としては、定番モノである。 一種のミスリードにも使われているのは言うまでもない そこそこテンポも良く、 それなりに痛快さだけでなく、面白さもあり、 ドラマとして面白いことは面白かったのだが、 どうも、、亮吉のことを強調しすぎているような気がします。 そのため、バランスが崩れている感じですね たしかに、 次に繋がるネタフリのためには、仕方がないだろうし。 政次と亮吉の関係を考えれば、 こういった事もあって然るべきだと思います。 だから、その事を否定するつもりはないのだが。 言ってみれば、、、事件を2つ描き、そこに、、亮吉の物語まで描くという 今回のお話は、3本立てに近い状態なのである。 細かい部分まで練られているし、丁寧さもある。 登場人物の役割分担も秀逸。 それにオモシロ味というか、、、作品のエッセンスが前に出始めて、 楽しく見ることは出来ているが、 さすがに、、、詰め込み過ぎ!! 通常なら、30分ドラマとして考えれば、 前後編モノにしなきゃならないくらいだったと思います。 1時間モノでちょうど良いくらいのネタだ。 こうなってくると、 どこまで原作を利用しているのか知りませんが、 あまりにも、原作のことを考えすぎだと思います。 主人公のひとりにとって“転機”であり きっと、、“覚悟”が表現され流お話なのだろうから、 ドラマとして話数が限られていることを考えれば、 前後編モノにすべきだったと思います。 これまでの感想 第6回 第5回 第4回 第3回 第2回 第1回 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.06.19 19:58:46
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