ふざけた屁理屈セミナーですね。 主催者は銀行?
読者からのコメントです。
またまた・・じょげむママ。さんからです。
いつも・・おもしろいネタを、ありがとうございます。
今回は、触れずに素通りできない・・お話です。
こんなふざけたセミナーが消費者向けに・・。 (怒!)
ウチも、住宅ローンが始まったばかりです。
じゃんじゃん繰り上げしていって、
長男(4歳)が中学校に上がる前には
ローンなし状態にしておきたいんですけどね・・・。
さて。マイホームをもつちょっと前に
住宅セミナーに参加したことがあります。
そこで教えられたことは
「繰上げ返済はしてはいけない」ということです。
どういうことかといいますと・・・
とあるご夫婦、退職前に家を建て替えました。
夫は、借金があるのがあまり好きではない性格らしく、
退職金でローンを一括返済してしまったらしいのです。
ところが、その後、夫が亡くなってしまい、
残された妻には、お金がないと・・・。
繰上げ返済していなければ、
ローンは団体信用保険で支払わずにすんだし、
退職金も奥さんの手元に残ったのに・・・
何があるか分からないんだから、
退職金などで一括返済してはいけないですよ、
と教えていました。
ダンナが死んだら、
団信でローンがチャラになるんですからね!
と教えてました。
まあ、このケースは珍しいのかもしれませんけど・・・。
参加者の中では、私が一番若く(浮いていたくらい)
50代くらいの人が多かったです。
みんなそれをきいて、
フムフム・・・と思った・・・んでしょうかね・・・。
まあ、とにかくウチはさっさと返済していこうと思います!
講師のツラ・・、見たい!
・・あ、いえ、講師の方のお顔を拝見したいです。
銀行の回し者? (モロ・・銀行員?)
納得して聞いた消費者が大部分・・?
主催者がだれ?・・かによって、
意図を持って誘導する内容になること、よくあります。
いつも言っているように、売り手と買い手は
利益相反の関係にあります。
銀行と消費者は利益相反の関係にあります。
私たち消費者がマイホームを建築して
住宅ローン・・2,000万円を借りた場合・・。
銀行の立場
〇利息収入総額1,000万円が見込める。
(繰上げ返済が無ければ・・)
ひんぱんに繰り上げ返済をされると・・、
利息収入がどんどん減ってしまいます。
〇すなおに普通に返済=いいお客さん
余裕資金で投資信託などを買ってもらうと
さらにポイントの高いお客さん・・です。
(私はおバカさんと言っています)
繰上げ返済が不利な理由
(繰上げ返済させないための屁理屈)
〇住宅ローン減税 ・・が、もったいない。
ローンの年末残高が減ると、
せっかくの住宅ローン減税がもったいない。
★繰上げ返済しない方がもったいない。
100万円繰上げで、数十万円の利息節約。
100万円残高減で、損をするのは1万円のみ。
(どっちがもったいないか、小学生でも分かる)
・・で、もうひとつが・・今回の
〇団信が付いているのに、もったいない。
このご主人、退職金で一括返済しました。
ということは・・このご主人は、以後の夫婦の生活に
支障がない・・と判断したから、退職金を使ったんですよね。
遺された奥さん一人の生活費以前に、
夫婦二人の生活費に問題がない・・と。
(公的年金等を基本に見通しが立っていた)
この状況で・・ご主人が亡くなっても、
遺された奥さんが生活に困ることは全くありません。
ご主人が亡くなったら・・遺族厚生年金が
奥さんが生きているあいだ・・もらえます。
遺族厚生年金 : 夫の老齢厚生年金の3/4
奥さんは、自身の老齢基礎年金と遺族厚生年金で
何の問題もなく・・生活していけます。
なんて言ったって・・繰上げ返済のおかげで、
払わずに済んだ利息分数百万円が、
老後の生活に豊かさをもたらします・・よ。
売り手の屁理屈に振り回されないよう、
きちんと生活設計の意識を持ちましょう。
《 消費者の方へ 》
質問・感想など、気軽にどうぞ。
できるだけ早めにお返事します。
《 業界の方へ 》 コメントを頂く場合は
所属企業・団体名、所属部署、姓名を名乗り、
勇気を持って、正々堂々と お願いします。
私は、個人が特定できる状況で発言しています。
勇気もない無責任なコメントは、固くお断りします。