2015/11/6
聞いたことのない住宅会社です。
たとえば・・36坪の家。
1,430万円を270万円引きで1,160万円!
・・と言っています。
メチャクチャ安いです。
あり得ないほど、安い・・です。
隅々まで読んでみましたが、
仕様が書かれていません。
たとえば・・
基本的な構造はどのようなものか?
仕上げはどのようなものか?
基礎コンクリートはどのようなものか?
断熱はどのような方法か?
空調設備はどのようなものか?
どこまで価格に含まれていて、
含まれていないものは何か?
分からないことが、多過ぎます。
安易に飛びつくのは危険です。
「価格」には、理由があります。
ある業者だけの特別な方法があって、
建築価格が安い・・などということは無い。
同じ仕様で複数業者を比較すれば・・
なぜ安く提示できているか?判明します。
ま・・この会社の場合は、
ローコスト住宅並みの仕様
(安っぽい仕様)で見積もっていることと、
見積りに含まれない項目が多数あり、
住むことができるようになるためには、
まだまだ(数百万円の)上乗せが必要
・・だと思われます。
なんとなくウサンクサイ感じがする。
敬遠した方がよい・・ように見えます。
まったく同じ仕様であれば、
ほぼ似たような価格になります。
それ以外で大きな価格差がつくのは、
『経費』の差によります。
建築原価が2,000万円の請負価格は、
A 経費20%なら・・2,400万円、
B 経費40%なら・・2,800万円、
・・ということになります。
ま・・、
このブログの読者なら分かる通り、
Aは地元工務店で、Bは大手ハウスメーカー
・・です。
同じ建物でも400万円もの差が
簡単についてしまいます。
(これは、現実)
仕様や設備が良くて差がつくのではなく、
何の意味も無く差がつきます。
経費が大きいのは、
人件費、宣伝広告費、展示場経費、
カタログ等資料作製費、等々によります。
それなのに・・
ああ・・それなのに・・
「大手ハウスメーカーが高いのは当たり前、
ブランドにお金を払うのは当たり前、
宣伝広告費は払って当然。」
などと・・ほざく、
ド素人のおバカさんが時々います。
不動産や住宅建築について、
2シーズンほど勉強して、
ある程度・・目が肥えた時点で振り返って、
「おれ、バカなことを言っていたな。
なんて恥ずかしいことを言っていたんだ。」
と感じるレベルになってほしい。
そこからだ、
本当の自分たちのマイホーム取得は。