カテゴリ:ライトな本
<再読編> なんていうか、すっかり忘れていた感想の後編をいってみたいと思います。 5章 荒耶宗蓮編 後編 なんと言いましょうか、上巻から引き続き、荒耶宗蓮編の後編となってます。 とにかく驚くほど長いです。この章だけで、AHEADシリーズの1話分はあるでしょう。 第1章が短かっただけに驚きです。 前編は、ミステリー調だったのに比べるとバトルがメインになっております。 何せ今までまともに戦っていない、蒼崎燈子さんが活躍します。 黒桐君もそれなりにがんばります。 しかし、この話のメインは、臙条巴君でしょう。 とにかく彼の活躍は、このシナリオのメインといっても過言ではないはずです。 6章 黒桐鮮花編 礼園女学院で起こった、火災および、少女の自殺のなぞを追って、黒桐鮮花と、両義式が潜入調査編であります。 とにかく、ツンツンしていながらなお、お兄ちゃん大好きっ子の黒桐鮮花がメインな分けで、式はあくまでも、おまけという感じですねぇ。 まあ、鮮花がなぜ兄を好きなのかの秘密が明らかになってると思うんだけど・・・? ミステリーとしては、自殺した理由や、彼女の復讐を行う女生徒の出現などは、悲劇っぽくて、ミステリーしてるよなぁと思うんですけど、何せ最後に魔法が飛び出てしまって、全てがぶち壊しになってしまった感じですねぇ。燈子さんの解説があってもどこまで納得できるのやら、結局最後までこの辺が意味不明のまま終わってしまってる辺りが、面白そうな内容だったのだけど、ぶち壊された感が強かったですね。 多分前回も同じような事かいてたと思うけど・・・。 7章 殺人鬼再来編 全ての真相が明らかになる編。 まあ、2年前の事件はいったい誰が起こしたのかという回答編なわけですけど、5章で全部言ってるので、式が無実なのは、バレバレなのですが・・・。 だからそれがメインというわけでなく、式と黒桐君の純愛と、殺人に対する人間の尊厳がテーマであって、ラストシーンは個人的には好きなんですよね。 しかしまあなんと言いましょうか、設定がやたらと多いため、シナリオが長すぎるというのは、難点ですね。 ライトノベル作家としては、その辺を簡潔にできる能力が必要ではないかと思いました。 もちろん、シナリオライターであって、ライトノベル作家じゃないですが。 しかし、特殊能力、魔術、魔術アイテムといった、ギミックが満載と言う所がとても大好きです。 こういう小説も、バンバン書いていただきたい気もしますが、やっぱり、シナリオライターとしてゲームをこれからも作っていただくほうが、いいでしょうかねぇ。 しかし、「Fate/hollow ataraxia」どうしましょう、前作は借りたのですが、ちょっと欲しくなってきましたよ。
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最終更新日
2005/09/17 11:22:33 PM
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