フランスワインの分類

１９３５年、粗悪なワインが野放しに流通していたことを危惧し、品質の向上を目的としたワイン法が制定され、フランスワインは大きく４つに分類されました。

◆ヴァン・ド・ターブル（テーブルワイン）
産地の異なる幾種類かのぶどうをブレンドした日常用ワイン。

◆ヴァン・ド・ペイ（地ワイン）
地域ごとの特徴を生かして創る、所謂「地酒」。
定められた葡萄のみから創られ、その地域名をワインの名称とすることができます。
その地域以外の産地のワインとブレンドすることは×。

◆ヴァン・デリミテ・ド・カリテ・シュペリュール（上質指定ワイン）
ぶどうの品種、アルコール度数、醸造法、生産量などに規制があります。
ロワール、プロヴァンス、ラングドック・ルーションなどの、所謂「銘醸地でない地方」のワインに多いようですが、あまり見かけませんね。

◆アペラシヨン・ドリジーヌ・コントローレ（原産地呼称統制ワイン）
約４００の限定地域で厳しい規制のもと創られた最高級ワイン。
葡萄品種、アルコール度数、、醸造法、生産量はもちろん、葡萄の最大収穫量、栽培法、剪定法、さらに、一部の地域では熟成方法も規制されます。
極めつけは、このクラスのワインは全て「試飲検査」されているそうです。
生産区域が狭くなるほど規定も厳しくなり、より高級（＝明確な個性がある）なワインになります。

いづれにしても、日本で出回っているそこそこの価格のワインは、殆どがアペラシヨン・ドリジーヌ・コントローレ（原産地呼称統制ワイン）。
要は「高級品」な訳で・・・それだけで実は凄く贅沢なのですよ～。（^^;）

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