先日、叔父の満中陰法要と納骨に行ってきました。
法要前日に私たち世代が子供のころの8ミリを編集したDVDを
見ていました。
従弟曰く「高木守道が出てくる」
三文「それはすごい」
叔母「よく覚えてるね」
三文「いやいや、高木守道が出てくるなら覚えているでしょ」
高木守道は中日の中心選手で、二塁手として活躍し
後に中日の監督も務めています。
昭和49年に巨人の10連覇を阻止して優勝した時に
「燃えよドラゴンズ」の歌ができたときに
「一番高木が塁に出て~♪」と歌にも出てくるので
東海地区では50歳以上の人はよく知っているかもしれない。
高木守道が出てくるというので、
叔母、従弟、従妹、従妹夫、従弟の子供二人、私の
7人で映像を見る。
その映像の多くは、叔母の実家で取られたもので、
私はあまり出てきませんが、従妹・従弟をはじめ
叔母の兄弟やその子供の昔の映像を楽しんだ。
映像は思ったより長く2時間以上!(◎_◎;)
叔母、従弟、従妹、私は昔の映像を見て大いに
盛り上がったのですが、従妹夫と従妹の子供にとっては
面白くもない映像を延々と見せられて
少しかわいそうだったと思いました(ーー;)
途中でお待ちかねの高木守道が出てきた。
親族その他の人とともに、記念撮影をする姿が
映像で現れる。
「だれ、俳優?」
「プロ野球選手だよ」
私は高木守道の現役時代を知っていて、かなりおっさんの
イメージがあったのですが、全く違う。
えっこれが高木守道?よく見るとそうだわ。
少し前のイチローみたいなカッコよさ。オーラもある。
さて、その高木守道ですが、現役時代はいぶし銀といわれ
地味ながらも玄人好みの渋い選手だったようなイメージが
ありましたが、調べてみるとそうでもないです。
試合数 2282(歴代17位)
安打数 2274(歴代16位)
本塁打 236(歴代72位)
盗塁 369(歴代13位)
得点 1120(歴代22位)
犠打 200(歴代42位)
ホームラン数が少ないように思われますが、
高木は一番バッターなので、ホームランを狙うような
打者ではありません。
むしろ、一番バッターの仕事が塁に出る時代に
これだけのホームランを積み重ねているパンチ力がすごい。
盗塁王にも3度輝き、打撃ベストテンにも何度も入っているので
結構華がある選手ではないか?
ただ、高木の現役時代の他の選手と比べると見劣りする。
ほぼ同時期に、
王貞治・張本勲・土井正博・柴田功
少し前に野村克也・長嶋茂雄・広瀬叔功、江藤慎一
少し後に衣笠幸雄・大杉勝男・福本豊・山本浩二
といったレジェンドの選手が活躍しているので、
時代が悪かったかも。
現在ならもっと注目を浴びていたかもしれません(*^_^*)
しかも、守備がすごい
捕殺数 5917(歴代1位)
捕殺というのは判りにくいですが、アウトをアシストすることです。
簡単に言えば、ゴロをさばいて一塁でアウトにするような
イメージですかね?
二塁手として
11477守備機会・5327刺殺・5866補殺・284失策・1373併殺
(すべて二塁手としては1位)
二塁手・遊撃手というのはクロスプレーが多いので怪我もしやすい。
21年間の現役生活でフル出場したのは1度しかありません。
長年にわたり、内野の要としてアウトを積み重ねる一方で、
一番バッターとして多くのホームランやヒットを重ね
塁へ出たら次の塁をうかがって投手にプレッシャーを掛け、
時には犠打でチャンスをアシストする。
まさにスーパーオールラウンドプレーヤーでは?
野球では打撃成績が重要視されますが、守備の記録も併せて
考えた時、高木守道は史上最高の二塁手どころか、
すべての能力を兼ね備えた史上最高の野球選手に
近い存在かもしれません。
いかがでしょう?
BBM2010 中日ドラゴンズ75周年記念カード 歴代ベストナイン No.DB4 高木守道