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カテゴリ:2006 イギリスパリの旅(初母娘旅)
13日の朝。旅行、最後の朝。今日はもう飛行機に乗って日本に帰る。
…楽しい時間は過ぎるのが早い。 朝、夕べの犯人は誰だったのかと母に聞いてみる。 あの男の子が犯人だったよ、と母。 あの男の子って誰?と思ったが、聞いても説明出来まいと思い、やめておいた。 結局全部で5.6人死んだらしい。いくらコメディタッチでも死に過ぎだろ。 天気予報によれば、今日もずっと雨らしい。困ったなぁ。トランク持って雨は嫌。 朝食を食べに行く。今朝は、トーストを焼いてみた。 「トースト焼き機」みたいなものがあって、トーストを水平にその機械に入れると、コンベアーに乗ってトーストが焼かれていく。 すとーんとトーストが下から出て来たら完成。面白い。 ついでに今日の新聞も貰って部屋に戻る。 午前中まだ時間があるので、ホームズ博物館にお土産だけ買いに行く。近所なのは便利。 今度は、ホテルの傘を借りて行くことにした。小雨で寒い。 朝10時開店なので、雨なのに外で人が待ってた。 ちょうど10時くらいに行ってみたんだけど、日本人多かったなぁ。日本語がやけに耳に入って来て、なんか変な感じ。女子グループ多かったです。 ギフトショップスペース。この階段にピンキー置きたかった。 色々あるんだけど、欲しいものは残念ながらあまり無く。 いとこへのお土産に手錠と、自分のお土産にキーホルダー1コだけ買って出る。 キーホルダー1コと言っても1000円ですぜ、旦那。 向いのホームズメモラビリアでも、またお土産を買う。 ポストカードを沢山。…でももっと買ってくればよかったとすら思う。 来る時は小雨で寒かったのに、帰りはすっかり止み、しかももあっとして暑いくらいだった。 さすが、「1日の中に四季がある」と言われるロンドン。 帰りがてら、駅の売店でリンゴとイギリスのポテトチップスを買う。 あとガムも買う。お菓子はみんなお土産に持って帰るつもり。 それに、お昼のサンドイッチ。イギリスのサンドイッチを食べられるのも、とりあえず今日が最後だから。 ホテルでくつろぐ。 部屋で簡単な食事をとり、荷物を全部トランクに詰め、準備完了。 12時前、チェックアウト。 …?え?な、なに? フロントのお姉さんが「今日日本に帰るんですか?今日のヒースロー空港は、キャンセルの飛行機も沢山出ています。ここを出発する前に、コンシェルジュに寄って、搭乗予定の飛行機がちゃんと飛ぶか確認していった方がいいですよ」と。 えぇ?!そうなの?! ありがとう、とお礼を言い、コンシェルジュに向かう。 数日前からTVでやってたヒースロー空港の騒ぎは今日もまだ続いてたんだ。 (ニュースを聞いてても良く理解出来ないので、母を不安がらせない為あまり良く見なかった) コンシェルジュの紳士に、飛行機の確認をしてもらう。 「大丈夫、飛びますよ」と言ってもらい、一安心。 最後の日をちょっと良いホテルにしておいてよかった、とすごく思った。 最初のホテル、コンシェルジュなんて居なかったもん(笑) そのコンシェルジュさん、「これから空港に向かうんですか?」と聞いてきたので 「えぇ、パディントン駅まで行って、そこからヒースローエクスプレスで空港まで行くんです」 返事を聞いてすかさず、つかとホテルの外に向かい、タクシーをとめる。 運転手さんに何やら話し掛け、私達のところに戻り、(笑顔)トランクを2つその手に持ち、タクシーまで運ぶ。 「運転手にパディントン駅までと言っておきましたから」と、、 ものすごくスマートに私達を送りだしてくれたのでした。 …ごめん、普段慣れて無いものだから、、 ちょっと感動した!(笑) コンシェルジュさん、カッコ良い! このタクシーは黒×キイロ 駅までは意外と遠かった。 カードで支払うと、何故かちょっと上乗せされるのでチップ込み?と思い、別に渡すのはやめておいた。 駅の切符自販機で「ヒースローエクスプレス」の切符をカードで買う。買い方はすごく楽だった。 「ヒースローエクスプレス」というのは、ヒースロー空港とパディントン駅をたった15分で結ぶめちゃ早い列車のこと。地下鉄だと1時間はかかります。 値段は地下鉄と違って、少し高いですが。(2人で6000円程) MIND THE GAP! (足元ご注意) 列車に乗ってる途中、ものすごい雨だった。 ホテルを出る時は全然降って無かったのに。 そういえば、昨日も今日も屋根のあるもので移動中は雨でも、歩いてる時雨、ってこと無かったな。と思う。 天のかみさま、ありがとう。 さて。問題のヒースロー空港。 すごかったです。旅行者も、警備員も。人、人、人だらけ。 みんな荷物持ってぐったりして。うわー、私達の飛行機は飛ぶって言われて来たけど、本当に大丈夫?? その時のヒースロー 飛行機の予約の紙を持って(なにしろチケットレスなので)係員さんに聞きまくり。 あっちじゃない、こっちだ、そっちじゃない、 えーい、一体どっちだー! 色々振り回されつつも、やっとチェックインカウンターに辿り着いた。 …予定じゃもっと早く着いて、ゆっくり免税店で買い物のハズだったけど… こんな状況じゃ仕方ないか。着いただけでも良しとしよう。 そう、着いただけ。…全く動かない、、 しかも、ですよ。前に居た日本人の方の話を聞いて、やっとテロのどんなことがあったのか判明。 手荷物も、必要最小限のものしか認められず、あとはすべてトランクに入れろ、とのこと。 カメラも、PCも、筆記用具もノートも、全部手荷物NG。 てなわけで、私の旅行の写真はここで終わりなんです(泣)あと文字だけですが辛抱してお楽しみください。 テロが哺乳便を使った液体系だったのが非幸いで、みんなドリンク、水、すべて捨てさせられてました。 手渡された透明なビニールバッグにパスポートと財布とトランクの鍵だけ入れて、チェックインカウンターの前で待つ事1時間ちょい。 やっと動き出した。…て もうフライト予定時刻まで数分なんですが… 緊急事体なので仕方ない。もう、日本に帰れるだけで嬉しいよ。 ボーディングチケットを貰い、また持ち物検査。 透明な袋をかざし、 「パスポート、ウォレット、ウォレット、キー」(財布2コ持ってたので)と大きい声で説明しました。 母は持ってたティッシュのビニール袋を取られました(笑) さらにボディチェック。みんな最初から靴を脱いでゲートをくぐる。 一人ずつ、くぐっては同性の検査員さんに体を触られてボディチェック。厳しい。 やっと免税店。ここで無料で水が配られてました。それを貰い、 で、買い物、、って…もう時間ないよ! 慌てて頼まれていたタバコとジョニミドリ(ジョニーウォーカーの緑ラベル。日本に売って無いから、買って来てと必死に頼まれた)を購入。 それだけ。 本当は母は腕時計を買いたかったらしい。 私は、紅茶とお菓子を買いたかったらしい。 STOMの腕時計も、見たかったらしい。 でも全部夢に終わったらしい(笑) 最後にここで買い物をするのを楽しみにしてたんだけど、仕方ない。 免税店はいつでもここにあるんだから、また今度来た時の楽しみにしておこう。 頼まれたものが買えただけでもよかった。 でも、最後のゲートがまた遠いんだ~!ちょっと走ったよ。で、また途中で荷物検査。 そして一応予定時間ギリギリに、飛行機に乗り込んでみた。 ここでサプライズ。 席がビジネス。 ご…ご褒美?? 今日は何だかすごく疲れたんだけど、すごく得した気分になった。やったよー! いつかこんな日が来るんじゃ無いかと思ってたけど、このタイミングで来たか~と思った。 何かの手違いで、エコノミーのはずがビジネス、って話はたまに聞いていた。 その日がついに来た! (ダブルブッキングとか、飛行会社側の手違いetc) でも今回は何で?何故?チェックインカウンターに早く並んだのがよかったのかな。 だってエコノミー、まだ後ろの席開いてたらしいし。 ビジネスはすごい。ワイングラスがプラじゃない。グラスだ。 英・日の新聞を貰える。すぐ後ろのエコノミー席の人も新聞を欲しがったら、丁寧に「申し訳ありません」って断られてた。格差社会を見せつけられた。 食事もエコノミーとは違うはずだ、と後で聞いた。確認できなかったけど。 それになんと言っても席がゆったり。2・4・2の並びで、私達は窓側だった。 行きと比べると嘘みたいに良い席だった。 席から窓まで20センチくらい空いてるこの隙間なに?ゆったり過ぎ。 あぁ、母が一緒の時にこんなラッキーな目にあえてよかった。 一つ、すごく残念だったのが、広い席に座る時、窓の外の素晴らしい雲を眼下にしたとき、 嘘みたいに綺麗な夕陽を見た時、美味しい食事を食べた時。 その全部が、写真に撮れなかったこと… 「カメラがあればー!」と何度思ったか。 どうせ私のことだから、何年かしたらこの時のことうろ覚えになってきちゃうんだよ!? せめてしっかり覚えておこう。と記憶力ゲージは最大にしといた。 帰りのフライトは11時間程。来た時と同じくCN(カートゥーン)とシンプソンズを見て、ちらっと映画も見て、あっという間に日本へ。 11時間も何してた?と思うくらい、あっという間。 日付変更線の関係で、日本に着く前に朝食が出されます。 あと少しで日本、というときに朝食にイングリッシュ・ブレックファーストを出されました。 あの日々を忘れないで。というかの様に。 あぁ、終わったんだ、と思う。 待ち焦がれた日々。夢のような日々。予約の紙が減って行く毎日。 ワクワクして、ハラハラしてた毎日。 自宅に着いたのは夕方6時前。 猫も全員無事。それを確認したら、やっと戻って来た、という気がしました。 何事もなく、またここに帰って来れたことに感謝。 すごい冒険をくれたイギリスに感謝。最後のイベントも、終わってみればなかなかよかったよ。 別のヨーロッパの顔をみせてくれたパリに感謝。 そして、一番、母に感謝。貴方をヨーロッパに連れて行けてよかったです。 …でも次は、気楽に友達と行きたい(笑) とにかく素晴らしい旅行でした。 最後に、これを読んで下さった方々にも感謝。 本当は、「これを読んだら自分が現地に行っても大丈夫!」というくらい詳しい旅行記を書きたいのです。 そして、いつか貴方が行った時に役に立ちますように。 自分でつくる旅行は良いです。組み立て旅行、オススメします。 ハプニング込みですごくいい経験になります。 HOME 後は「後日談」書いておわりにします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2014/02/23 08:50:51 PM
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